四品目




四品目で吸うタバコはいよいよパイプに。喫煙の大人度合いをグッと上げた今回、結果はいかに。

そして四品目の料理は鍋。まずは切った白菜を投入。



鍋の調理には待ち時間も存在する。そんなとき、桐生は手にひとつまみの塩を振りかける。




喫煙以外のレベルも大分上がってしまったようだ。





桐生の鍋が、煮立った。
蓋を開けた瞬間にキッチンから立ち昇る煙は、鍋によるものか。はたまた。









四品目。鍋の具材はシンプルに白菜と鶏肉だけ。彼が全幅の信頼を寄せる2品だ。











態度だけは海原雄山顔負けだが、舌の程度は富井副部長レベルのごどう。
後が無い我々は、最後の五品目にすべてを賭けることにした。
五品目




ラスト五品目、なんとかごどうに気づかせるため、我々はシーシャ(水タバコ)を解放する。

五品目の料理に関しては、先程の鍋に生米を加えて炊き、締めの雑炊を作っていく

その料理と同じくらい場所を取るのが、シーシャの難点である。


厨房で料理人がこれやってたら、





ついに五品目の完成だ。

ストレスで行くとこまで行った良三だと思ってください。

ガチャ。















ズズズ。














結果、ごどうは五品目のシーシャにてタバコに初めて注意をした。
企画説明













結論、一般人は前情報を聞いても何も分からない。
総括
いかがだっただろうか。
実際に調理の現場を見ない限り、やはり口にしただけで料理人がタバコを吸っていることを見抜くのは至難の技であった。
我々が日々いかに漫然と食に触れているか、見つめ直す良い機会になっただろう。
それは幸せでもあり、危険なことでもあるのだ。
もしもこれから先、我々にも生きていく上であらいの風味がどうやらヤニ臭い、違和感を感じるという場面が来るかもしれない。
そんなときは気をつけて欲しい。我々の実力では、そんなときはもう既に、
厨房でシーシャが大煙を上げているのだ。
完













