こちらの記事は以下の記事の後編です。
まだ読んでない方は、ぜひ前編を読んでからお進みください!
それでは「ヤンキー高校の生徒会長はどんな人なのか」後編、
二人目の元ヤンキー校の生徒会長の方にお話を伺っていこう。ちなみに今回も前編同様、インタビュアーを務めるのが次の人物だ。
ぴろぴろ…当サイトの管理人。学生時代にはヤンキーの標的にならないよう、デュエル・マスターズのカードを無料譲渡していた。
後編はどんな方のお話が聞けるのか。早速見ていこう。
二人目・山本さん
二人目にインタビューをさせていただくのがこの方だ。
シュボっ
スーー
山本さん…大学2年生で、バーテンダーのバイトをしている。京都出身で現在一人暮らし。芸大生。
吸い始めてから許可を取るつべこべ言わずについて来いスタイル。
生徒会長として大勢の輩を引っ張ってきたリーダーシップが垣間見える一瞬だ。
体育倉庫から小火が出て、自販機の小銭がバールでめくられて全部盗まれたりしてました。
名前書けば入れる。
…いや、書かなくても….
まるで紛争地帯のようなエピソードに我々の期待も高まる。
というわけで今回は京都のヤンキー高校出身の元生徒会長、山本さんにあらゆる質問をぶつけていこう。
そうっすね。
理由というより、“運命(さだめ)”と呼んだ方が差し支えない入学動機である。
生徒会選挙での演説はどんなことを話したのか
大学に行くために内申点を取りたいから。
で、自分は目立ちたかった。とにかく目立ちたいって理由で生徒会長になりたかったんですよね。
応援してくれる友達は多かったんですけど、先生からの票も入らないといけないので。
なんで、当時は学校でスマホを出すのはダメっていうルールがあったんですけど、
みたいなことを演説で喋りました。
前編で紹介した生徒会長と、奇しくも似通った演説内容である。
ヤンキーたちにとって、学校で携帯をいじれることが何よりの悲願であり、そこへの意気込みが得票に直結すると言えそうだ。
生徒会長の仕事内容と主な実績について
あとは文化祭の司会進行とか。
まぁ生徒会の経費で花壇に勝手にサツマイモを作って怒られましたね。
ここにお花を育てて華やかな校風にしてほしい、みたいなのは予め聞かされてたんですよ。
校長先生に渡そうとしてからは、全部先生が持って帰りはりました。
善意で実らせたサツマイモで大目玉を食らった山本さん。
華やかな花壇を要望されて根菜をチョイスするあたりに、彼の土臭くも粋なヤンキーイズムが感じ取れる。
生徒会長で大変だったことについて
生徒はこうしてほしい、ルール緩くしてほしい、って言ってて、
自分は割と先生の言うことも結構聞くタイプだったんで、
先生からは、こうしてほしい、みたいな。
「お前がネクタイをちゃんとするのがかっこいいぞという風潮を作ればみんな変わるぞ」
って言ってきて、俺は仕方なくネクタイをちゃんとするようになったんですよ。
って話題になるだけで、何の影響もなかったです。
板挟みと言ったものの、そもそも板で挟まれてすらいなかったようだ。
生徒会長でやりがいを感じたことについて
一番モテてましたね。自分のモテ期の中でも、断トツでモテてました。
目立って、モテて、男も女も手を出したというまさに覇道の学生時代。
山本さんは海賊王ばりに全てを手に入れていたようだ。サツマイモを除いて。
当時のヤンキーの人たちとの関係性について
最初先輩のヤンキーの人たちからはめちゃめちゃ嫌われてたんですけど。
ちなみに当時のヤンキーのご友人とは現在も交流はあるんですか。
どの世界でも出る杭は打たれるというもの。のちに覇道の道を歩む山本さんにも、先を阻む壁は存在したようだ。
ヤンキー漫画は好きか
一番好きなんは「特攻の拓」。知ってますか?
清々しいほどの暴走族漫画である。前編と併せて、ヤンキー校出身の生徒会長はやはりヤンキー漫画が好きなようだ。
好きなキャラは
みんなバイクで暴走族してるんですけど、そいつは車でやって来るんですよ。
事故を起こすと「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったな」って言うんですよ。
それを自分もずっと言ってます。
ネットでも有名な鰐淵のセリフはヤンキーの間でも健在のようだ。
それでも、運転には気をつけよう。多額の賠償金(ビッグペナルティ)を払(ペイ)っちまう事態になりかねないのだから。
当時の生徒会長の経験は役に立ったのか
自分は「1分半でお願い」って言われたら1分半で開・閉会の挨拶っぽいことを喋れるんですよね。
ヤンキー学校の生徒会長あるあるを一つ
それでは最後の質問ですが、ずばり…
ヤンキー学校の生徒会長あるあるを一つ、教えてください!
まぁ、特に自分の代は喧嘩とかはなかったんですよね。
で、自分そいつに普通にディープキスしたんですよ。
飛んでるタイプの。
「一番怖い人とディープキスをしたら怒られないで済む」
にしといてください。
総括
いかがだっただろうか。
前後編あわせて、世の多くの人々は知る由もないヤンキー高校の生徒会長の生き様にスポットライトを当てさせていただいた。
聞き出したヤンキー生徒会長あるあるは精度が低かったものの、ヤンキー校で生徒会長に上り詰めるには携帯の使用ルールにメスを入れることが必要であるなど、有益な情報も多く得ることができた。
また、全校生徒代表という希少な経験により、その後の人生に有用なスキルやマインドも磨かれることは確かなようだ。
来年からヤンキー校への進学が決まっているそこの君!もしくは既に在校している下級生の君!
もしくは、そんな息子娘を我が子に持つそこのあなた!
生徒会長に、なってみないか?
マジスカスクエアガーデンと、どうもとさんと、山本さんは、そんなあなたを応援します。
完