コンビニ各社の競争が激化する昨今、顧客のニーズやトレンドに合った新商品が日々生み出されてはお店に陳列されている。
レジ横のショーケースに並んでいる「中華まん」も例外ではない。
中華まん全体の売上は2024年時点で大体600億円ほどで、そのうちコンビニのシェアは7割にも及ぶという。
2000年頃からそれらの商品開発は本格化し、大手3社のみならずあらゆるコンビニが独自の中華まんを追求している。
最近では定番の肉まん・あんまんに加え、季節に応じたスイーツまんや、人気キャラクターとのコラボまんなども登場し、中華まんの定義は広がりつつある。
チョコレートや抹茶ソースなどのもはや「中華」とは呼べない具材たちも、他と同様に外側を小麦の“まん”で覆われることで中華まんとしての仕上がりを見せているようだ。
もしも“まん”という小麦のユニフォームを引っぺがし、中身のみで勝負したとき、
一番美味しい「まんの中身」はどれなのだろうか。
中華まんは元々、小麦粉の生地を蒸して中に具を包む中国の伝統料理「包子(パオズ)」に端を発する。
人類の歴史の中で目まぐるしく変化する中の具は、いつの時代もそれらを包み込んできた“まん”なしでは一体どんな姿・味わいを見せるのだろうか。
ということで今回は各コンビニの中華まんの“まん”の中身、美味しさランキングTOP8を調査する運びとなった。
“まん”を取り除いた”本質”部分が一番おいしい中華まんを知ることで、みなさんの明日のコンビニが少しでも楽しみになって欲しいものだ。
調査方法
今回の調査には次の人物が参加する。
カズマ…当サイトの企画スタッフ。中華まんみたいな顔をしている。
長谷川…当サイトの企画スタッフ。冬のコンビニは中華まんよりおでん派。
ぴろぴろ…当サイトの管理人。コンビニのレジ前に売っているしょうもないハッシュドポテトが好き。
今回はローソン、ファミリーマート、セブンイレブンの大手3社に加え、都内の店舗数が前3社に続くミニストップとデイリーヤマザキの中華まん以下21種類を集めた。
そして上記から“まん”を剥がし、中身をくり抜いた”本質部分”が以下である。
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おおよそ“まん”を纏っていた頃の面影が残るものもあれば、その見た目からは以前の姿を想像できないものも。
※これらは具の全量ではなく、中華まんによっては実食する上で必要な量だけを抽出している。
同じ「肉まん」や「あんまん」でも、“本質部分”の姿形は皆十人十色だ。
今回はこれらを順番に実食し、カズマと長谷川それぞれ10点満点で評価しランキング化していく。
複数ある「肉まん」や「ピザまん」も含めて、全21種類をヨーイドンで相対評価する形で進める。
1位に輝くのはどの会社の”何まん”なのか。それでは早速みていこう。
調査開始
セブンイレブン「肉まん」
まずはコンビニ大手セブンイレブンの「肉まん」である。
なんだろうすごく論理的な味がする。
もっと“まん”を欲っするかと思ったけど、米が欲しいかも。
次の”まん”へまいりましょう。
ローソン「特撰 塩豚まん」
続いてはコンビニ大手ローソンの「特撰 塩豚まん」である。
今回は豚の脂肪味が強く出すぎている。
グリーンピースですか?
醤油もつけずにパクっと食ったときの感じだな。
こうして各中華まんの“まん”以外の実食は進んでいき….
全21品の実食が完了したので、2人の合計点のTOP8を順に紹介していく。