学習まんが『日本の歴史』を何冊読めばセンター試験で8割超えるのか?【6〜16巻編】




 

当企画は学習まんが『日本の歴史』を読むだけでセンター日本史8割を超えられるのかを検証する企画である。

 

 

全24巻を一巻ずつ読んでいき、読み終わってはセンター日本史を1年分解いて、8割を達成した時点で終了。その時点で、

 

「学習まんが『日本の歴史』を〇〇冊読めば、センター日本史8割を取ることができる」

ということで企画を終了するという流れである。

 

前回は1~5巻を読み、各巻とセンター日本史の得点の推移はこうなった。

1冊目:34点

2冊目:23点

3冊目:42点

4冊目:32点

5冊目:47点

mazisuka.com

 

青のグラフは、それまでに読んだ漫画の内容と関係のある設問の割合である。

つまり青のグラフは巻数を重ねるごとに上がることはほぼ確実である。そのため、赤のグラフと青のグラフが同時に上がることが望ましい。

 

前回の1~5巻まででは企画は終わらなかったので、

今回は続きの6~16巻に挑む。

 

ちなみにこの16巻までというのは今回の2回目の検証を始める前に定めたキリのいい数字であり、

例えば14巻の時点で8割を達成すればそこで終了する可能性もあるので、あくまで予定の16巻である。

 

そして今回この検証に挑んでいるのがこの男….

ぴろぴろ….当サイトの運営者。センター試験はとっくの6年前に終え、当時受験した社会科目は世界史Bだったので、日本史の知識はほとんどなく、かなり正確な検証を行うことができる。

 

それでは、早速始めよう。

 

6巻目『源平の戦い』

 

『源平の戦い  平安時代末期』だ。

 

いわゆる平氏と源氏による覇権争いの回である。

巻頭「はじめに」の部分の『この巻では合戦につぐ合戦がえがかれ、みなさん息をつくひまもないことでしょう』という文言に対してほんまかいなと思いながら読み始める。

 

のちに織田信長、家康などのかっこ良すぎる武将が出てくることを知っているこちらからすれば、この時点での平清盛、源頼朝の登場なぞにはワクワクはせん。

 

ワクワクは、せん。

 

那須与一が遠くの扇の的を射って、読了。

 

早速過去問2004年を解いて答え合わせ。

5巻終了時点で47点だったので、わがままを言えば今回は5割を越えていきたいところ。

 

だが….

 

 

6回目: 27点

漫画と関係のある問題の割合は7/36の19.4%

 

前回よりも20点ダウン…しかも漫画と関係のある問題の割合が前回と同じなのに、点数は42%下がるという失態。

これはちょっと良くない。

 

7巻目『鎌倉幕府の成立』

 

今回は7巻以降を借りに来たついでにそのまま豊島区の図書館で。

マジの受験生と思われる人たちに混ざって勉強だ。

 

それでは早速….

 

『鎌倉幕府の成立  鎌倉時代』

 

頼朝…頼家…実朝…義時…義持…時頼….似たような名前が多すぎる。

名前地獄だ。

息子に対して自分の名前から一文字取って付けるのはまだわかる。

ただ、源頼家と北条時頼は家柄も違うのに『頼』が名前に入る武将が同時代に存在するのはややこしすぎる。

 

ただ漫画としては、

中国の元が日本に攻めてくる元寇の部分で、元軍の毒が塗られてある矢が刺さった馬が「あーん、もう嫌っ…」と言ってシナシナ倒れていく姿が、元軍の矢に毒が塗ってある様子が伝わってきて良かった。

 

そんなこんなで、読了。

 

早速チャレンジ。

前回点数が良くなかったので、なんとか流れを変えたい。心の中の後鳥羽上皇もそう言っている。

 

 

7回目: 35点

漫画と関係のある問題の割合は7/36の27%

 

点数こそ少しは回復したものの、

漫画と関係ある問題の割合も上がっているので実質的な成長は滞っている。

 

原因は何だろうか。それともまだ7冊読んだくらいで一喜一憂していてはダメなのだろうか。

とりあえず先に進もう…

 

8巻目『南朝と北朝』

 

ちなみに今、図書館の共用の机で自分の区画はこんな感じなのだが、

側から見れば自分も図書館で勉強している浪人生に映るわけで、学校終わりの制服を着た高校生たちの…

 

お前本当にそれでセンター試験挑むんか….??

 

という視線が、すごい。

 

お前本当にそれが最良の方法なんか….??

 

という視線が、やばい。

 

だが任せてくれ。俺が必ず実証してみせる。

この漫画があればつまらん教科書も、あの教師の眠い授業だって必要ないんだ。だから待っててくれ。

 

『南朝と北朝  南北朝時代・室町時代前期』だ。

 

後醍醐天皇が、北条氏ら武家中心の政治から実権を取り戻そうとする話がメインだ。

足利尊氏や新田義貞ら悪党を仲間に加え倒幕に成功する。

 

そして8巻まで読んで気づいたのが、この漫画の特色として、

悪どい天皇が何かを企む時は鼻くそをほじっているシーンが多い。

 

足利義満の話にも触れたところで、読了。

 

頼む。

まずは初の5割台を….

 

8回目: 30点

漫画と関係のある問題の割合は12/36の33%

 

これはまずい。赤のグラフが青のグラフを下回ってしまった。

これだと自分の漫画の理解力がダメなのか、それともこの漫画が薄っぺらいのかということになるのだが、おそらく絶対的に前者が原因であるし、そうでなきゃダメだ。

 

点数の低迷の原因

 

漫画の巻数を重ねても下がる点数。

その原因は一体何なのか。少し考えてみて簡単にわかったのだが….

 

1~5巻の内容を普通に忘れている….

 

前回分の1~5巻を読み終わってから2~3日経ってしまっているので、流石に内容を忘れてしまっている。

だから今自分は縄文とか卑弥呼とか平安京だとかがめちゃめちゃ弱い。

 

これはもう一度読み直さなければならない。

普通に考えれば勉強に「復習」は付き物だ。一度で全てを覚えられるはずがなかった。

 

そしてさらに…

 

自分はこれまでに読んだこの『日本の歴史』の各巻の巻末にある…

 

自分は中身の漫画の部分だけを読み、このよくわからない“歴史博士のものしり教室”を全く読んでいなかったのだ。

実はここには、本編には書ききれなかった文化や当時の人々の暮らしの部分などが盛り込まれている。

 

本来ならば絶対に読むべき項目だ。

 

というわけで、

①1~5巻をもう一度読み直す

②巻末の歴史博士のものしり教室の部分もちゃんと読む

 

という方向で再起を測ることに決定。

 

(この再読には丸1日費やすことに….💧)

 

 

そして満を持して9巻へ突入!