漫画『To LOVEる』のラッキースケベは現実に起こりうるのか




 

主人公の結城梨斗と十数名のヒロインとの恋愛模様を描いた作品『ToLoveる』は、過激なお色気で一世を風靡したラブコメディ漫画である。

 

本作は集英社が発刊する『週刊少年ジャンプ』にて約4年間連載が続いたが、少年誌の限界に挑戦するかのごとく過激なシーンが多分に含まれていた。

次々と目に飛び込んでくるヒロインたちのあられもない姿に鼓動が早くなり、次ページへの期待と股間を膨らませる読者は数知れず。

 

そんな『To LOVEる』を語る上で切っても切り離せないのが、作中の随所に登場するラッキースケベシーンである。

 

ラッキースケベとは、偶然発生してしまったちょっとエッチなシチュエーションの意であり、

・風が吹いてスカートの中が見えてしまう

・扉を開けたら着替え中だった

といったシーンを指すが、To LOVEるのそれはやや様相が異なり

 

少々アクロバティックなのだ。

 

もはや二者間の合意をもって取りかかってもやや手こずる体勢だろう

もちろんストーリーの終盤には、このラッキースケベの発生率にも根拠が提示されていくわけだが…。

 

とはいえこのラッキースケベの魅力を真に享受するには、果たしてこれが現実にどこまで起こり得る事象なのかを理解することが重要と考える。

 

 

今回は実際にTo LOVEるの作中のシーンと同じ状況を想定して、

本作のようなラッキースケベは実際に起こるのかを調査していきたいと思う。

 

あの日、矢吹・長谷見先生が描いたラッキースケベに一起一憂した僕らが今すべきことは、現実的な視点からその実行可能性を検証して議論することではないだろうか。

ということで今回は漫画『To LOVEる』のラッキースケベは現実に起こりうるのかについて検証する運びとなった。

 

今回の我々の検証が、皆様の本作品への理解と、ひいては今後のラブコメ界への示唆となる調査になれれば幸いである。

 

検証開始

今回は次の人物に参加してもらう。

 

ごどう…当サイトの企画スタッフ。すごいエッチな漫画が読み放題の年齢になったが、いまだに少年誌のちょっとエッチな漫画が大好き。

カズマ…当サイトの企画スタッフ。学生時代ジャンプ本誌にてTo LOVEるを読んでいたが、To LOVEるを読んでないという顔をしてジャンプの話をするのが得意だった。

ぴろぴろ…当サイトの管理人。『To LOVEる』と『エムxゼロ』が連載開始したあの時期のジャンプを勝手に「黄金期」と呼んでいる。

 

今回は我々の方で事前に『To LOVEる』のラッキースケベシーンを9個ピックアップした。

それらを難易度順にレベル1~5に分け、実際にその時に近い状況でごどうとカズマに挑戦してもらう。

 

今回は女装をしたごどうがヒロインであるララ・西連寺春奈などの女性キャラを担当し、学ランを着たカズマが主人公リトを始めとした男子役を担う。

果たして『To LOVEる』のラッキースケベシーンはどこまで実現しうるのか?

 

ごどう
ToLOVEる懐かしいな…姉貴にバレないように隠れて買ってたわ。

ぴろぴろ
念願かなった企画というわけですね。

ごどう
誰の念願だよこれは。

 

 

それでは早速見ていこう。

 

ラッキースケベLevel.1

1つ目のシーンがこちらである。

 

4話「放課後のメモリー」より♡

ある日、日直を務める主人公リトは、同じく日直で片思いの相手である西連寺春奈と放課後教室で二人きりに。

ふいに春奈は、リトが教室の花の手入れを小まめに行うことに言及し「それが結城くんの優しさだと思う」と伝えるが、自身の発言に動揺した春奈は慌てて教室を飛び出すも出口で躓いてしまう。

 

彼女を助けようとすぐさま追いかけたリトであったが、その瞬間・・・

 

カズマ
これを、お前と・・・??

ごどう
言いっこなしだろそこはもう。

ぴろぴろ
カズマさんの瞬発力が重要になってきますね。

 

カズマ
次のページもやかましいな。

ぴろぴろ
助けたのに悪いことしたと思っちゃうのもリトの優しさですよね。

それでは春奈が躓くところから再現してみましょう。

 

一発目のラッキースケベの再現から不安を抱くリト役のカズマ。

やはり『To LOVEる』のラッキースケベなど実際には起こりえないのだろうか。

 

 

ごどう
よし、じゃあ行くぞ。

 

ごどう
ゴミ捨ててくるね….

カズマ
さ、西連寺!

 

ガッ

ごどう
あっ

ぴろぴろ
なんだこの脚。

 

カズマ
危ね・・・

 

 

ドサッ

 

 

 

 

ぴろぴろ
おぉ。

 

現実に、起こりえた。

 

ごどう
・・・・・

カズマ
・・・・・・

 

カズマ
ゴ・・ゴメン!!

ぴろぴろ
その部分まで!完璧です!

 

ということで、『To LOVEる』のレベル1のラッキースケベに関しては、

 

現実に起こることはあり得るという結果になった。

 

ごどう
これがあと10個か。

カズマ
始まったな。日本で一番長い1日が。

 

ちなみに上記のラッキースケベが不可能だった場合に備え、我々は他のレベル1のラッキースケベを2つ用意していたが、

 

120話「特恋薬」より♡

カズマ
だっ大丈夫か古手川っ….

ごどう
・・・・・・・・

 

40話「凶悪バレンタイン」より♡

ごどう
はむっ

 

全て難なくクリア。

レベル1とはいえ、上々の滑り出しである。

 

カズマ
・・クソ・・・クソッ・・!

 

それでは続いてレベル2のラッキースケベを見ていこう。

 

ラッキースケベLevel.2

レベル2のラッキースケベシーンがこちらである。

 

34話「ヘビー・クリスマス」より♡

天条院沙姫の屋敷で行われるクリスマスパーティに招待されたリトらは、屋敷の至る場所からプレゼントを見つけ出す「プレゼント争奪ゲーム」に参加する。

そこで目の敵にしているララの邪魔をするため、天条院はララに向かってカラシ弾なるものを乱射するも、カラシはリトの顔に命中。

 

混乱しその場へ倒れ込んだリトが気が付くと・・・

 

カズマ
なんか改めて読むとこの子かわいいな。

ぴろぴろ
おお!じゃあ良かったですね!

カズマ
なんも良くねえよ。

ごどう
よし、来い。

 

 

カズマ
ギャーーーー!!!

目が〜〜〜〜〜っ!!!

 

カズマ
ギャーーーー!!!

ごどう
!?

 

グイッ

ごどう
えっ!?

 

ドテーッ

 

 

 

 

 

ぴろぴろ
すっごいすねこれ。

 

現実に、起こりえた。

 

カズマ
暑いし、クセぇ…..

ごどう
うるせぇな我慢しろよ。俺も踏ん張ってる。

ぴろぴろ
複雑な動きの中でしっかり組み立てられていて素晴らしいです。

 

レベル2のラッキースケベについても現実に起こりうるという結果になった。

そして今回のレベル2に関しても我々は別のラッキースケベを準備していたが、

 

137話「甘い気持ちはチョコの味」より♡

同じく、再現できた。

ごどう
これやられてる方すごい不快だな。。

カズマ
やってる方も不快だから安心しろ。

ぴろぴろ
撮ってる方も不快ですね。

ごどう
良いことないじゃん。まとめて死んだ方がいいよ3人。

 

49話「もう一度ここから」より♡

難なく再現。

 

カズマ
これに関しては難易度じゃなくてやるかやらないかだけだと思う。

ごどう
あんまそこで喋んな。

 

どんどん見ていこう。

 

ラッキースケベLevel.3

レベル3のラッキースケベシーンがこちらである。

 

126話「霧の中で」より♡

リトの誕生日にララから贈られた宇宙植物・セリーヌを救出するために、惑星ミストアへ降り立ったリトとララであったが、パワダの花の花粉を浴びララの体力が地球人以下になってしまう。

歩き疲れたララを背負って移動するリトであったが、

 

くしゃみをしてしまい足元がぐらつき・・・

 

カズマ
もうずっと◯ンニリングスじゃん。

ごどう
あんま正式に言うなよお前

ぴろぴろ
同じく◯ンニリングスタイルなのですが、着地の危険性があるのでLv.3に振り分けました。

カズマ
俺全然死ぬよねこれ?後頭部打って。

ごどう
いくぞリト、しゃがめ

 

ごどう
そ〜〜っと。そ〜〜〜っと…..

カズマ
こええなこれマジで…。

 

 

ブーン

 

ピトッ

カズマ
いっ

 

カズマ
へっくしょいっ

ごどう
えっ

 

フラ、フラ

カズマ
うわわ・・・

ごどう
きゃっ

 

ドサッ

 

 

 

 

現実に、起こりえた。

 

ぴろぴろ
大丈夫ですかカズマさん?

 

カズマ
何とか大丈夫よ・・

ごどう
そこで喋られるとあったかい息が当たるんだよなあ。ララもこんな気持ちだったのかなあ。

カズマ
やっぱ大丈夫じゃないかも・・

ぴろぴろ
ちょっと休憩にしましょうか。

 

レベル3についても大きな問題はなくクリアした二人。

後半のレベル4~5に向けて一同は小休止へ。