人を殺すタイプのピエロと殺さないピエロの違いを見抜く方法とは




 

皆さんはこれまでの人生でピエロに会ったことはあるだろうか。

サーカスや遊園地などにいけば目にすることもあるが、如何せん謎多きキャラクターだ。

 

ピエロは「道化師」という名称が正式なもので、物真似や大食芸などで晩餐を楽しませる存在として古代エジプトに端を発している。

 

元々は人々を「楽しませる」というよりは「笑われる」存在であり、長い歴史の中で「従者」や「愚者」など様々な扱いを受けてきた。

ピエロの特徴である顔の涙も、そういった悲しい過去が関係しているのかもしれない。

 

現在でこそ道化師は世界各地で様々な形を成しており、こと日本においては大道芸やサーカスで人々を楽しませるエンターティナーとしての地位を確立している。

しかし現実的なところ、多くの人がピエロに対して抱いている印象は割と共通しているのではないか。

 

 

ピエロは映画などでシリアルキラーとして描写されるケースもお馴染みであり、多くの人が ピエロ=人殺し というイメージを持っているだろう。

 

作中に登場する様々な悪役が、正体不明の異形の存在として、あるいは素顔 = 正体を隠す目的でピエロの姿に扮してきた。

しかし、良いピエロも存在する。

 

 

人々を「楽しませ」てくれる心優しいピエロもいるのだ。実際に日本にもサーカス団の一員として活動されている素敵なピエロの方々がいる。

そんなピエロは時に我々に寄り添い、我々を癒してくれる。

 

ただそうなると、我々はどちらのピエロなのかを見抜く必要がある。今後ピエロに遭遇した時、慢心していると殺られてしまいかねないので、そいつが殺してくるやつなのかどうかを判断する必要があるのだ。

 

そこで今回は人を殺すタイプのピエロと、人を殺さないタイプのピエロの判定基準を作ることにした。

 

人を殺すタイプのピエロを抽出

まずは映画やドラマ、漫画などの数々の作品から人殺し役のピエロを探し出す。

有名どころでいえばIT/イット “それ”が見えたら、終わり。』ペニーワイズは代表的な殺すタイプのピエロである。

 

ビジュアルが多少変わっているので、初代ペニーワイズも今回は調査対象として加える。

 

そして映画や漫画作品から、人を殺すタイプのピエロ 12人を収集した。

それが以下である。

 

 

最悪のZOOM画面みたいになってしまった。

 

人を殺さないタイプのピエロを抽出

殺さないタイプのピエロは抽出に苦心した。なんせ「殺さない  ピエロ」で検索しても、当たり前のようにペニーワイズが出てくるのだ。

いや、君は殺してるから。

 

 

そして実際にサーカス団として活動されているピエロの方の公式の画像から、ゲームのキャラクターなども織り交ぜて、なんとか8人の殺さないピエロを抽出した。

それが以下である。

 

 

こうして「人を殺さないタイプのピエロ」8人と「人を殺すタイプのピエロ」12人を比較しながら、

それらを見分けるポイントがあるのかを探っていく。

 

殺すかどうかの判別ポイント

さて、それではこれらのピエロを見比べながら、殺すか殺さないかの判別となるポイントを探っていきたいと思う。

殺す方のピエロに見られる傾向さえ見つければ、それの有無で殺さないピエロを判別できる。今回はそっちを重点的に探ってみよう。

 

まずはじっと見比べてみる。12人のピエロと8人のピエロ、じっくり見ていると、何か違いが見えてこないだろうか。

殺すタイプのピエロに見られる傾向とは…

 

 

そう、じっと見ていると…

 

 

見つけた。

① 目に垂直の縦線がしっかりと入っている。

 

人を殺すタイプのピエロ

 

人を殺さないタイプのピエロ

 

殺すタイプに関しては最早、線など入れずとも殺してきたのが十分伝わるのだが、それでも一つ、共通項としては見つかった。

この調子でどんどん殺す方のピエロの特徴を炙り出していこう。

 

冷静に一つずつ見比べていけば、ふとした瞬間に差分は見つけられる。

 

②眉毛がないor非常に細い

人を殺すタイプのピエロ

 

人を殺さないタイプのピエロ

 

「眉毛で印象は大きく変わる」とはよく言ったものだが、まさに眉毛の薄さと殺し度合いは比例するようである。

みなさんも眉毛の剃り過ぎには注意しよう。殺す方だと誤解されてしまうぞ。

 

③写真が暗い

人を殺すタイプのピエロ

 

人を殺さないタイプのピエロ

 

一目瞭然である。人を殺した者につきまとう陰の雰囲気が辺りを暗くさせるのではないか。天気も悪そうである。

BBQや海水浴など、屋外のレジャーにも彼らはあまり誘わないのが吉だろう。お前をBBQにしてやろうなどと言われるのがオチである。

 

④鼻が赤丸じゃない

人を殺すタイプのピエロ

 

人を殺さないタイプのピエロ

 

一般的なピエロといえば赤い球体の鼻が印象的であるが、殺す方のピエロは鼻のメイクにそれぞれの個性を出している。

 

中でも映画『テリファー』の彼は清々しい。

 

もはや人を殺すための身元隠しが最優先で、それでもピエロという体裁をなんとか保とうと苦し紛れの「鼻先黒点一筆」である。

自分がサーカスの団長だとして、採用したピエロがこれで出社したら即クビにするだろう。こっちのクビが持ってかれるかもしれないが。

 

人を殺すピエロたちの、「ピエロになりきる必要はない」感が、より一層シリアルキラーとしての恐怖具合を高めている。

 

⑤口の紅の範囲が広い

人を殺すタイプのピエロ

 

人を殺さないタイプのピエロ

 

単なる口紅としての範囲を超えている。それは本当に紅なのかと、闇深い疑問を我々の心に残す。

そして、ここでも映画『テリファー』の彼は清々しい。

 

自分がサーカスの団長だとして、ある日部下のピエロがこれで出社したら一週間は家でゆっくり休ませるだろう。

その後、飲みに連れ出してじっくり職場への不満を聞いてあげるつもりだ。

これは彼なりのSOSだと解釈した方がいい。

 

⑥目の周りの色が暗く濃い(黒や暗い青)

人を殺すタイプのピエロ

 

人を殺さないタイプのピエロ

 

「目」という部位は、その人を認識する上で一番重要な情報源である。そこに深く影を落とすことは、すなわち人ではない何かに自己を近づけているのかもしれない。

 

ここに関しても彼は清々しい。

 

自分がサーカスの新人だとして、メンターのピエロがこれに決まったら直ちに経理へのジョブチェンジを図るだろう。

ときに新人特有の夢や悩みなどを気軽に吐けるような先輩の風体ではない。夢や悩みを食べそうな風体である。

 

⑦口自体も大きい

人を殺すタイプのピエロ

 

人を殺さないタイプのピエロ

 

ものによっては妖怪の領域にまで達している事例も散見される。

殺す方のピエロは、ペニーワイズのように完全な人外になっているものも少なくない。化け物かどうかを見極める尺度として、口の大きさは有用だ。

 

⑧白塗りに漏れがない

人を殺すタイプのピエロ

 

人を殺さないタイプのピエロ

 

殺す方のピエロは白塗りを細部まで怠らない。肌の血色が分からないことで、血の通っていない不気味さが演出されるようだ。

逆に殺さないピエロは「あれば良い」レベルの、申し訳程度の白塗りの場合も多い。地肌を見せることで、パーソナルな部分の印象を与えて、道化師の前に一人の人間として親近感を得ることにも繋がるのだろう。

 

君は白塗りに「白被り」という徹底ぶりだな。素晴らしい。帰ってくれ。

 

⑨宣材写真がない(スタジオで撮ってない)

人を殺すタイプのピエロ

 

人を殺さないタイプのピエロ

 

殺すタイプのピエロは宣材写真感が一切ない。逆に殺さないタイプは、一度スタジオでの撮影を終えている。

宣材写真の有無で安心感と公式感がぐっと増すものだ。いやはや、宣材写真とは重要なものである。

 

というような具合で、殺すタイプのピエロにあって、殺さないタイプのピエロにはない特徴が一旦 9つほど集まった。

今ここに、改めて書き出してみよう。

 

①目に垂直の縦線がしっかりと入っている。

②眉毛がないor非常に細い

③写真が暗い

④鼻が赤丸じゃない(鼻に個性を出してる)

⑤口の紅の範囲が広い

⑥目の周りの色が暗く濃い(黒や暗い青)

⑦口自体も大きい

⑧白塗りに漏れがない

⑨宣材写真がない(スタジオで撮ってない)

 

さて、これらによって本当に「人を殺すタイプのピエロ」が定義できるのであろうか。

 

疑問は残る。いくら9つの共通項を見つけたとはいえ、それら全てが殺す方のピエロの必要条件かといえばそうではない。

目に垂直線が入っていようが、眉毛がなかろうが、優しいピエロだっているだろう。果たしてこれらの条件だけで人殺しピエロと決めつけていいのだろうか…

 

9つの傾向を、どのように利用すれば良いのか。9つの傾向……9つ……

 

 

そうか、ビンゴだ。

 

ここで閃いた。この共通点でビンゴを作れば、ビンゴを揃えるかどうかで判定できるではないか。

早速やってみた。

 

ビンゴスタート

 

やはりビンゴが続出。基本的にダブルビンゴトリプルビンゴは当たり前のようだ。

唯一揃わなかったのが映画『ジョーカー』のジョーカーであったが、彼が人殺しに手を染めるのは映画の中盤。それまではひたすら力のない社会的弱者として描かれてきた。

 

そうすると殺す方のピエロとしては、この時点ではキャリアは浅いわけで、なるほど彼だけ揃わなかったという事実も何か納得感があるものだ。

 

その頃おなじみの彼は、全マス埋まっていた。

ここまで行くともう才能だろう。ピエロとしては残念ながら大成できないが、自分の信じた道で頑張って行って欲しい。

 

そして、同じく殺さないピエロの方でも試してみた。

 

 

なるほどまったく結果が振るわない。

1列揃ったのは『ドナルド』『ジュペッティ(どうぶつの森)』だ。

ジュペッティはゲームアバターとしてかなり簡略化された姿なので、当てはまらない部分もあると思う。しかし人間として堂々とやってるドナルドが一列キメてるのはどうなんだ。

 

幼少期にドナルドに恐怖感を覚えた人が少なくないことが、このビンゴの結果からもなんとなく納得できる。

 

こうして、このビンゴによる判断方法について、一定の成果は期待できることが確認できた。

 

総括

いかがだっただろうか。

今までなんとなく感じていた、殺す方のピエロに関する違和感・恐怖感を、しっかり言語化できたのではないか。

 

これからの時期、帰路の途中でピエロと鉢合わせたらぜひこのビンゴを試してみてほしい。

ビンゴはここからPDFでダウンロードできる。印刷して携帯しておけば安心だ。

 

 

まぁ帰路の途中でピエロが急に出てくる時点で、それは多分もう殺されるやつなんだが。