衣類を一切身に纏わずに、素肌の上からエプロンを羽織っただけの「裸エプロン」は、男性であれば一度は妄想するシチュエーションであろう。
いわゆる被服を一切纏わない状態ではなく、エプロンのみ着けているという事実が「その奥にある何かをもっと深く知りたい」という知的好奇心に繋がるのだろう。
特殊な嗜好ゆえ多くが妄想の域を出ないが、中には行動に移した事例もあるという。
さて、この裸エプロンであるが、実際にやるとなれば刃物や火を取り扱う料理シーンにおいては十分な注意が必要だ。
調理という作業には数々の危険が潜む。真っ当な服装でも重々注意が必要なものであり、それが裸エプロンであれば尚さらだ。
今回は裸エプロンで作ると危険な料理のベスト3を紹介したいと思う。
裸エプロンというイベント下においては、何を食べるかはそこまで重要ではないだろう。裸エプロンの日くらいはできるだけ危険な料理は避け、身体の安全を優先して欲しい。
ということで今回は実際に裸エプロンで危険な料理を作りながら、その危険性をレポートしていく運びとなった。
今後裸エプロンで料理をする・される予定がある方の参考になれば幸いである。
準備開始
今回の実証には次の人物が参加する。
ごどう…当サイトの企画スタッフ。今回は裸エプロンを着用し、その身一つで料理に挑戦する。
カズマ…当サイトの企画スタッフ。今回はごどうが裸エプロンで作った料理を味見し評価する。
ぴろぴろ…当サイトの管理人。今回は記事公開前に、エプロンから「ポロン」がないか厳しくチェックする。
今回はごどうに裸エプロンの状態で料理をしてもらい、カズマに実食してもらう。裸エプロンという悪条件下で料理の手を抜く手段はいくらでもあるが、それでは調査の意味がない。
しっかり実食し評価してもらうことで、料理をするごどうにも緊張感を持ってもらう。
我々が今回の「裸エプロンで作ると危険な料理」の第3位に選んだのが次の一品である。
第3位:チャーハン
まぁ火と油を使った料理ではあるんだろうなと思ってたけど、ちょうど3位っぽい感じでこの後が怖いな・・。
ガチャッ
普段裸エプロンとかはされるんですか。
ジュ〜
パチパチッ
パチパチパチッ
バチバチバチバチ
おい、見てないで助けろ。
……..
守るもんがなさすぎるんだよ。
ジュ〜〜っ
くっ、ここにきて開けづらい…!!
あれみたいな感じよね。
高温の油を正面から受け止めながらも、なんとか軽症で調理を済ませたごどう。
ただ裸エプロンでの炒め物は非常に危険を伴うものなので、この記事を見ている方々はくれぐれも真似をしないでいただきたい。
1品目チャーハン、完成
今回カズマには、ごどうが裸エプロンで作った料理を、同じく裸エプロンで実食してもらう。
モグモグ…
調味料を使ってるんだとしたら、最後の方に入れないと。最初の方に入れると味が薄くなっちゃうのよ、チャーハンは。
4点かな。10段階評価で。
ごどうが裸エプロンで作ったチャーハンは、10点満点中4点という評価に終わった。
痛みに耐えながらも、味は丁寧に整えるというのが課題なのかもしれません。2品目は4点を超えられるよう頑張りましょう。
俺は海原として。
裸エプロンであっても着衣エプロンであっても、料理へ対する評価の基準は変わらないという厳しい世界。ごどうはこの壁にどう立ち向かうのか。
我々が今回の「裸エプロンで作ると危険な料理」の第2位に選んだのが次の一品である。
第2位:天ぷら
ジャーッ
不満を並べながらも淡々と野菜に包丁を入れるごどう。裸エプロンも様になりつつあり、彼の精神的な成熟が見受けられる。
カチッ、チッチッチ
ゴーーーッ
ジューー
バチチッ
バチバチバチバチチチッ
眠れる獅子が目覚めやがった。
ジュォアアァーッ
そして、
2品目天ぷら、完成
「裸エプロンで作りました」って言われないと裸エプロンで作ったってわからないクオリティだね。
今一歩点数が伸びなかった要因はなんでしょう…?
過去の裸エプロンの自分から現在(いま)の裸エプロンの自分へと紡ぐ+1点。
天ぷらと同時にチンプラも出たため、やや点数は伸び悩んだものの、危険と隣り合わせの中で熱気を帯びる料理との距離を縮めようとするごどうに、我々は彼の精神的な成熟を確認できた。
ただ繰り返しにはなるが、裸エプロンでの揚げ物は大変危険なので、この記事をご覧のディスプレイの前の皆さんは決して真似しないようお願いしたい。
そして我々が今回の「裸エプロンで作ると危険な料理」の第1位に選んだのが次の一品である。
第1位:ステーキ
3品目のステーキ。熱したフライパンで牛肉を焼くというシンプルな料理に、この日初めて余裕を見せるごどう。
ボーーッ
しかし我々がこのステーキを今回の1位に選んだのは、その調理方法が故である。
ジューー
※フランベ…調理中もしくは最後の行程でフライパンに強いアルコールを入れて着火させ、アルコールを飛ばしつつ料理に風味を移す調理方法
ウィスキーをちょいっと入れてっと…
ゴォォーー
※ごどうは特殊な訓練を受け今回の撮影に臨んでいます。くれぐれも彼の真似をしないようにお気をつけください。
フランベによってウィスキーの香りが移ったステーキが、焼きあがった。
果たして本日3品目のステーキは、どのような味わいに仕上がったのだろうか。
3品目ステーキ、完成
だいぶ叫んでたけど大丈夫?
ウェルダンのさらに向こうまで行っちゃってる。
もっとありがたく味わえよ。
他にこれ以外食べるものがなかったら食べられるってレベル。
フランベを扱っての本日3品目のステーキは、その調理方法の難しさゆえに今回最低の評価を受けてしまった。
しかし第3位〜1位の料理を通じて、裸エプロンで調理することの危険さが皆様に伝わってくれていたら、本望である。
繰り返しにはなるが、裸エプロンでの調理は大変な危険を伴うものなので、決して裸エプロンで火や油を扱う調理には臨まないようご注意いただきたい。
総括
裸エプロンという男のロマンが、より高い解像度で理解できたのではないかと思います。
完