漫画やアニメの戦闘シーンにおいて、身につけていた重りを外して本来の実力を解放するという光景がしばしば見受けられる。
多くの場合それは、やや戦局をビハインドに立たされた側による一手となる。
当然重りを外した者の動きは勢いがぐん増し、ここ数話を読んでた時間は何だったんだという戦局に塗り替えられる。
外された重りの重量について、ギャラリーがことの重大さを解説してくれるまでがお約束だろう。
誰もが一度は天津飯にこう言われてみたいものである。
このような状況はせいぜい少年漫画などの世界の話で、現実には起こりえない。
だが、少年漫画とは常に我々の心の聖書(バイブル)。かつて胸を熱くした展開を、自分自身でも体験してみたいと考えるのは自然なことだ。
さらに言えばこの現代社会、我々にも本気を出さなければいけない状況は多いにある。
そんなとき、我々も彼らのように重りを外して、真の実力を解放するのは十分理にかなっている行動だ。
今回は日常生活でのあらゆる状況において、重りを外してかっこよくなれるシーンを10個提案しよう。
今まで重りを外したことのない人や、昔外していたけど最近ご無沙汰な人まで、改めてトライしやすい場面を揃えさせていただいた。
この記事の内容をぜひ明日から実践し、日常生活の中で心地よい刺激を取り入れてみて欲しい。
開始
今回はこちらの人物に、日常生活の中で重りを外していただく。
ごどう…当サイトの企画スタッフ。中高で柔道部に所属し、修行やトレーニングの類に関しては造詣が深い。昔から重りを外してみたい願望自体は抱いていた。
また、今回使用する重りは『NARUTO』のロック・リーが使用していたような巻きつけるタイプの重りを使用する。
それでは早速、重りを外すとかっこいい日常シーンを、ランキング形式で10位から紹介していこう。
第10位
この現代社会において、スマホを触ることは日本国民の誰しもが日常で経験するだろう。
しかしこのスマホは、ときに我々に難題を突きつける。
スマホのパスワードが思い出せない。
ふとした瞬間、人はついど忘れをしてしまう生き物だ。災難なことにロックがかかれば、一定時間スマホを触ることができない。
このままでは情報にアクセスできないという現代では死活問題の状況に際して、
我々は本気でことに挑まなければならず、
上着を脱げば重りが出てくるのは必然。
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第10位
「パスワード認証に2度失敗して、次失敗するとロックがかかるとき」
そう天津飯に言わしめるまでがセットである。
重りを外して冴え渡ったごどうは、ゆうゆうとパスワードを解いていく。
無事、解除完了。こうして真の実力を解放したごどうは、2chのまとめサイトを見ることができるのだ。
第9位
我々日本人の生活とは切り離せない神社仏閣という存在。
そこでの立ち振る舞いにも、ときに本気度合いが求められる。
それは神に祈りを捧げるとき。
お賽銭を投げ入れ、二礼二拍手一礼のトラディショナルスタイル。
夢を掴む力は、夢を願う力。
本気の願う力が、君の夢をその手に手繰り寄せる。
その姿はまるで、
神に仇なすもの。
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第9位
「二礼二拍手と一礼の間」
一瞬仇なす存在ような姿勢になったが、もちろんそんなわけはない。信心は深く、その願いを心の中で真摯に神へと伝える。
重りを外した後の一礼は、きっと七礼ほどの意味を持つ。
無事、参拝完了。こうして真の実力を解放したごどうは、このあと境内で恋みくじとかを引くことができるのだ。
第8位
日常生活といえば料理。誰しもが経験する食の営み。
そして家庭料理の定番といえばハンバーグであるが、
このハンバーグを美味しく焼き上げるためには、
空気抜きという作業が必須であり、
今宵1Kのキッチンに、重りがズシリと音を立てる。
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第8位
「ハンバーグの空気抜く作業の前」
こうして真の実力を解放したごどうは、ハンバーグを綺麗な小判形に焼くことができるのだ。
第7位
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第7位
「九九の7の段の前」
こうして真の実力を解放したごどうは、比較的難しい7の段に立ち向かっていくことができるのだ。
第6位
我々のものづくりの原体験。その一つがねるねるねるねである。
パッケージに余すところなく記載された製法を、順序通りに遂行していく。
一歩間違えれば本来の味が完成しない状況において、
付属の各種材料の取り扱いには、
最新の注意を払わなければならない。
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第6位
「ねるねるねるねの2の粉を入れる前」
こうして真の実力を解放したごどうは、
無事に身体に悪そうな色のやつを作ることができるのだ。
第5位
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第5位
「『重り禁止』の標識を発見したとき」
第4位
ビーーーー
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第4位
「自分のせいでエレベーターが重量オーバーになったとき」
第3位
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第3位
「居酒屋で卓について、色々テーブルに置くとき」
第2位
AmazonやNETFLIXなど、VOD(ビデオオンデマンド)サービス全盛のこの時代においても
レンタルビデオショップというのはどこか味があり
ふと訪れてみたくなるものであるが、
そんな空間でも気を引き締めなければならない
領域が存在する。
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第2位
「TSUTAYAで18禁コーナーに入る前」
第1位
「重りを外すとかっこいい日常シーン」
第1位
「相手の言うことがちょっと聞き取りづらかったとき」
総括
いかがだっただろうか。
少年漫画のアツい気持ちを再び感じるために、日常のあらゆる場面で真の実力を解放してみた。
色々なシーンで試してみた結果、皆さんと思いは一つだと思う。
日常で重りをつけたり外したりするのは頭がおかしいからやめた方がいい。
完