Twitterでは近年「クソリプ」なんて言葉が台頭しています。
このクソリプの被害を被ったことがある人も多いのではないでしょうか。
『クソリプ』
Twitterにおけるリプライ(特定のツイートに対する返信・応答)のうち、内容がまったく見当外れであったり気分を害するような言葉が含まれるなど、罵倒したくなるリプライを指して用いられる語。
(引用: https://www.weblio.jp/content/)
このクソリプは「自己顕示種」や「イチャモン種」のようにいくつかの種類に分けられるらしいのですが、結局はわざわざ言うまでもないようなリプライばかりです。
そしてこのクソリプの犠牲となるのは、比較的フォロワーが何万人もいる有名人が多いようです。
たとえ本人が普通のツイートをしていても、それを見る人の母数が圧倒的に多いので、クソリプが飛んでくる確率も高くなってしまいますよね。
つまりその理論でいくと、
という考え方もできるのです。
もちろん有名人からすれば迷惑でしょうが、一般人からするとそのクソリプがくるような状況が少しだけ羨ましかったりします。
そんな訳で今回は、クソリプbotを作成しそのbotにクソリプを送ってもらうことで有名人気分を味わってみます!
完成したクソリプbotは、「誰でもフォローすることで有名人気分を味わえる」ので、ぜひ記事を読んでいただけているあなたにもこの気分を届けたい!そんな気持ちで作ってまいります。
クソリプbotの仕組み
今回は以下のようにして有名人気分を味わおうと思います。
①クソリプbotをフォローする。
②クソリプbotからフォローバックされる。
③何気ないツイートをする。
④botからクソリプが飛んでくる。
これだけで有名人の気分を味わえるかと思うとワクワクしますね。シーケンス図に落とし込むと以下のようになります。
それでは早速こちらの仕様でプログラムを作っていきます。
実際に作ってみた
早速クソリプを飛ばすTwitterアカウントを作ってみましょう。
まず、クソリプを送るTwitterアカウントのアイコンには大きく分けて6種類のタイプが存在します。
今回はこの中でも代表的なクソリパーであり、かつ著作権の問題もない「犬の写真」をアイコンに設定します。あとは名前や位置情報をそれっぽくすれば、
完成です。
今にもクソリプを放ちそうな面構えです。
続いてこのアカウントをtwittbotというサービスに登録して、自動でフォロー返しをしてくれるようにしておきます。
下準備はこんな感じで、次に核となる「クソリプ」を集めていきたいと思います。
有名人のTwitterやバズったツイートに実際に飛ばされているクソリプを参考にしながら集めていきます。
また、「❓」や「😄」などの絵文字を多用することでクソリプ感が増すため、それらを用いたクソリプも記録していきます。
一旦50個ほどのクソリプが集まったので、metabirdsというツールにアカウントを同期させ、クソリプを登録します。
「.」は正規表現で『任意の1文字』を表すので、タイムライン上の何かしらの発言に対して、botより登録した50個のクソリプがランダムで飛ばされることになります。
これで準備が整ったので、早速このクソリプbotを稼働させてみたいと思います!
有名人気分を味わってみた
さて、ここからは存分に有名人気分を味わっていきます。
まずは自分のアカウントで。
クソリプbot( @kusoripu_simasu )をフォローします。
クソリプbot( @kusoripu_simasu )がフォローを返してきます。
そして何気ないツイートをします。
数分後…
なんとリプライが…!
きました。クソリプです。
これは“おじさんクソリプ”です。
普段同世代と話していると感じることのない“おじさん”の(おじさんからしたら色々引いたり押したりして測っているものの、結果として)近すぎる距離感・寒すぎるギャグ・くさすぎる吐息を感じることができます。
このクソリプは「寒」というキーワードに反応するよう設定してみました。このようにリアルなコミュニケーションが体験できるのも、クソリプbotの魅力です。
日々の些細な投稿に対しても…
きました。クソリプです。
これは“おちんちんクソリプ”です。
クソリプの世界は魑魅魍魎です。匿名であるがゆえに己の性欲をそのままぶつけてくるおちんちんそのものみたいなアカウントもいます。
下心を隠してる風でつけている「笑笑」が、余計にそのおちんちんぶりを匂わせてきます。
この手のおちんちんの中には、DMだけにくるダイレクトおちんちん(DC)もいるため、そちらにも注意が必要です。
ちょっと嬉しいことがあった時の投稿に対しても…
きました。クソリプです。
これは“老婆心クソリプ”です。
有名人に対しなぜか上から目線で振る舞いを諌めてくるという「おまえのようなババアがいるか」タイプの老婆心を振りかざします。
老婆のように相手を受け入れる器の大きさや包容力は持ち合わせていないのに、老婆心だけ便利に使うさまは、拳王の手下を見破ったケンシロウの気分になります。
出典:集英社 – 北斗の拳(原作:武論尊、作画:原哲夫)
さらにクソリプBotに反抗してみると…
奇跡的に会話が成り立つのも、クソリプbotの妙ですね。
こんなのばっか飛んでくる有名人はうんざりでしょうが、私たち一般人からすればなかなか新鮮な気分です。
総括
さて、いかがでしたでしょうか。
頑張ってフォロワーを増やさなくても、Twitterの有象無象に揉まれる気分が手軽に味わえてしまいました。
このアカウント( @kusoripu_simasu )はすでに作成済みですので、ぜひ一度フォローして、あなたも有名人気分を感じてみてくださいね。
このbotにクソリプを飛ばさせることで、何も知らないあなたのフォロワーに「お、こいつ売れたのか」と思わせることができますよ。
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