かつて学校の給食に出されていた料理、ABCスープというものをご存知だろうか。

その名の通りアルファベットの形をしたマカロニが入ったスープであり、別名「アルファベットスープ」とも呼ばれる。
他の食材としてはニンジンやじゃがいもなどが入っており、マカロニの形状以外は普通のスープである。

しかし当時の我々は多感な小学生。変わり種の給食にも一喜一憂したものだ。
よりスープが絡みやすい B や G では濃厚な味わいを楽しみ、やる気のない I に苛立ちを募らせた児童もいるだろう。マカロニを通じて自然と英語への興味も育まれていった。
大人になった我々は、そんな少年少女たちの様に食事を楽しめているだろうか。

社会に忙殺されながら、誰かと話すことなくスマホを片手に作業としての食事を済ませる人も多いのではないだろうか。
そこに、かつてABCスープに目を輝かせていた幼少の姿はない。
たとえ今の我々の前にABCスープが出てきても、いちいちアルファベットには目もくれず闇雲に具が口に運ばれていくだけだろう。

もしもABCスープに入っているアルファベットが、
SとEとXだけだったら、さすがに手を止めるのだろうか。
いくら片手にスマホを持ちながらでも、スプーンに乗ったマカロニがSとEとXだけであればさすがに異変に気付くだろう。
それがかつての食事への驚きや感動の記憶を呼び起こし、再び食事の大切さに目を向ける機会になればこの上ない。
ということで今回は、SとEとXだけが入っているSEXスープ(セックスープ)が出てきたらさすがに気づくのかについて検証する運びとなった。
一食たいらげるにも全力だったあの頃の給食時間、純粋無垢だったあの瞬間を再び取り戻してみようではないか。
検証方法

今回は上記のアルファベットマカロニを使用してSEXスープ(セックスープ)を作っていく。

まずは全てのアルファベットの中からSとEとXを選別する。

1パックあたりで15個のSEXが集まった。スープにするには十分な量だろう。それでは茹でていこう。

7分間沸騰したお湯にかけSEXがちょうどいい固さになったら、既に出来上がっている市販のオニオンスープにこれらを投入。

これでSEXスープ(セックスープ)が完成だ。

それではこのオリジナルABCスープを実際に食べてもらい、SとEとXしか存在しないことに気づけるかの検証を進めよう。
今回の被験者は次の人物だ。

ごどう…当サイトの企画スタッフ。給食で何が好きだったか聞いたところ「何がとかじゃなくて、”給食”が好きなんだよね。」と気色の悪い回答をした。

カズマ… 1年に1度の頻度で本サイトに登場する人物。最後に出演した企画は2021年1月14日の「右足が地面に着く前に左足を上げてみた」。

今回二人には「AV聖徳太子」という偽企画を説明し、3つのパソコンから同時に流れるAVを聞き分けあらすじを紙にまとめていってもらう。
その最中に何気なくスタッフから「ウーバーイーツで注文したスープが余ってるんですけど、よかったら食べてください」と先ほど作ったSEXスープを渡す。
AVを聞き続ける二人にとって、当該の3文字に対する感度はビンビンだろう。もし二人がSとEとXしかマカロニが入っていないことに気づいたらその時点で検証は終了である。

また、もし気づかずにスープを完食した場合のために、今回はSとEとXのマカロニしか入っていないSEXサラダ(セックサラダ)も準備。

こちらは小麦粉に有機トマトや有機ほうれん草がブレンドされた色付きのマカロニであるため、先のスープよりもSEXが目立ちやすい寸法だ。
それでは早速始めていこう。
検証開始





AV3つってなると街中から始まるやつはある気がするんだよな。


複数のAVを、しかも目で見るのではなく耳で聞かないといけない状況にも関わらず二人のモチベーションは高い。



※今回流すAVは全て、動画サービス「FANZA」にて購入した作品を使用しております。

ちなみに二人側から見て右側のAVから順に①、②、③として進める。
– それではこれから、3つのAVを同時に再生します。


– では、開始です。

〜偽企画「AV聖徳太子」START〜


お、ナース!ナース!ナース!




「男優」とだけ書いたごどう。男優を特定することで作品の傾向を掴もうとしているのか。

カズマの方はすでに①のAVの大枠は掴めているようだ。メーカーの特定も済んでいるらしい。
自信がないそぶりを見せながらもしっかり勉強済みという、ニクいタイプの男のようだ。

①「ゲホッゴホっおぇっおごっ!」




②「モグモグ…お母さんがね、すりりんごを入れてマイルドにしてくれるの♡」

と、AVも少し進んだところでいよいよ本題のABCスープを二人へ。
– そういえばさっきウーバーイーツで買ったスープ、結局食べなかったのでよければどうぞ。




– 食べながらAVに集中してください。はい、どうぞ。


ん。


– マカロニがアルファベットになってるやつですね。給食とかであった、ABCスープっていう。









②「で、二手に分かれるじゃん?♡」




お、これはS?

③「じゃあちょっと、横にもう一回座ってみようか」



②「こういうところは子供の時から全然変わらないじゃん。」



③「あ、あ、あ、ちょっと出ちゃってるよ!出ちゃってるよ」

ちょっと待って。③急すぎじゃない?


あれ、それか①のやつが長いのかな?





黙々と偽企画と本企画が同時進行していく。現段階でスープに異変は感じていないようだ。
そしてここで、二人の注意をもう少しスープに集めるために、我々は次の提案を繰り出した。

– 急ですが、あと10分以内にスープを完食してください。



– すみませんがお願いします。





②「お茶のもっか!♡」



③「大丈夫??女性不信悪化したりしてない??」




①「パァンッ!パァンッ!パァンッ!」






– 容器回収しますね。




– ありがとうございます。


画面の中のSEXに夢中で、スープの中のSEXに一向に気がつかない二人。
AVを聴きながらという条件の中ではあったが、これほどまでに気づかないものなのか。
ここで我々は、あらかじめ用意していた次の手札を切った。














人間の脳って多くの情報を処理できるようにユニバーサルデザインされてるわけだから、簡単な作業ですよ