“業界人”、それは多くの場合、我々一般人では知り得ない世界に精通した人々のことである。
煌びやかな世界、分かるもの同士の深い会話、ザギンでシースー…
業界人同士の会話にはそういった、門外漢でもひょいと参加したくなるような魅力がつきまとうものだ。
しかし金融、商社、マスコミ….あらゆる業界において、その道のプロと語り合うことができるまでにどれほどの時間を要するだろうか。
一朝一夕では叶わないと知りつつも、一日だけ、一時間だけ、業界人になれるなら。それだけでも心は昂るはず。
もしその業界のあるあるだけを知っていれば、
未経験の業界の人とも対等に会話をすることができるのではないだろうか。
結局会話で一番盛り上がるのは「共通の話題」が上がった瞬間であろう。共通の話題に触れた際に相手は心を許し、自分は敵ではないと判断してくれるはずだ。
ということで今回は、あるあるだけ頭に叩き込めば、知らない業界の人とも話が合うのかを検証する運びとなった。
最短で一時的に業界人になる方法を、探求してみよう。
この記事はahamo × YouTubeショート「1億人であるある言いたい選手権」様の提供でお送りします。
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検証開始
今回の検証には次の人物に参加してもらう。
ごどう…当サイトの企画スタッフ。新卒で入社したゲーム会社を半年で退職しており、業界人への切符を早々に手放した。
ぴろぴろ…当サイトの管理人。レギュラーのあるある探検隊が、ほとんどあるあるではないことに、幼少期より気づいていた。
そして今回の検証では、ラジオ業界を試験場とさせていただく。
今回はごどうにラジオ業界のあるあるを叩き込み、その上でラジオ業界の人間と業界人同士としての対談をしてもらう。
事前にあるあるを教えてくれる人物と、その後対談をする人物で、それぞれ別のラジオ業界の方に協力いただく。後者の方は、今回の検証内容を知らないという流れだ。
そして、前もってラジオ業界あるあるを教授してくれるのがこちらの人物である。
野上…某大手ラジオ局に勤務しており、複数の人気番組のディレクターを務める。ごどうの友人で、当サイトの企画にも時折出演。1児の父。
日頃よりラジオ関係者と会話をしているからこそ、会話の節々に潜む「共通の話題」という部分へのアンテナの鋭さは信頼できよう。
ゲーム業界6ヶ月のごどうにとっては強力なパートナーだ。
それでは早速見ていこう。
業界あるある仕込み開始
ラジオディレクターって大きく分けると朝昼晩の3つの時間帯があって、基本は大体生放送。間に30分以内の番組だけ事前録音、いわゆる完パケ番組といわれるものがあるんだけど。
※完パケ…「完全パッケージ」の略。編集作業が全て完了した最終的な完成品の事。
完全に独立してる番組もあるのね。
ラジオ制作者もradikoにはすごく感謝してる。
誰が起こしたまでは書いてないけど、本人はその日社内で一番元気がないからすぐわかる。
ラジオ業界の早朝から深夜にかけてあるあるをカバーしている男を前に、ごどうもメモを取る筆に力が入る。
慣れてる大御所のパーソナリティは台本を読まないことが多いね。
※ミキサー… 番組中にパーソナリティの声にエコーをかけたり、音と音楽を混ぜたりする技術職の人。
※改編期… 番組の入れ替わりの時期。
という具合で、まずは野上→ごどうによる、ラジオ業界あるあるを教わる工程が終了した。
あとはこのあるあるを頭に入れ、もう一人のラジオ業界の人間との顔合わせを控えるのみであるが…
ラジオ業界あるあるを記憶
何か良い方法があればいいんだけど。
ラジオ業界からの助っ人!?
ガチャ
カズマ…当サイトの企画スタッフ。何かの業界人のような顔をして座っていることが得意。
その『あるある言わせてメーカー』ってのが、何なんだ?
まずは「何についてのあるある」かを入力するところからだ。
ラジオ業界あるある〜♪
改編期そわそわしがち〜♪
いつもよりすぐ言ってくれる!
大御所台本読まながち〜♪
数十個のラジオ業界あるあるを覚えないといけないごどうに追い風が吹き始めた。
そしていよいよ、対談の日を迎える。