学習まんが『日本の歴史』を何冊読めばセンター試験で8割超えるのか?【完結編】

 

これは、学習まんが『日本の歴史』を読むだけでセンター日本史8割を超えられるのかを検証する企画である。

 

全24巻を一巻ずつ読んでいき、読み終わってはセンター日本史を1年分解いて、8割を達成した時点で終了。その時点で、

 

「学習まんが『日本の歴史』を〇〇冊読めば、センター日本史8割を取ることができる」

ということで企画を終了するという流れである。

 

これまでの軌跡

 

この企画は全部で3部構成となっており、

すでに「1~5巻」「6~16巻」が終了している。

 

mazisuka.com

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1~5巻編と6~16巻編同様、

この企画を身を以て検証する人物がこの男。

ぴろぴろ….当サイトの管理人。事故物件に住んでおり、夜10時を越えると床から手が生えてくる部屋で暮らしている。受験生時代の社会科目は世界史で、もともと日本史の知識はほとんどない。

 

そして今回は「完結編」ということで、

17巻から読み始め、たとえセンター日本史8割を取れなかったとしても、最後の24巻まで読み切る。

 

ちなみに16巻までを読んだ時点でのセンター日本史の得点推移のグラフがこちらだ。

 

赤のグラフが点数で、青のグラフは、それまでに読んだ漫画の内容と関係のある設問の割合である。

つまり青のグラフは巻数を重ねるごとに上がることはほぼ確実である。そのため、赤のグラフと青のグラフが同時に上がることが望ましい。

 

前回は点数が59点で、漫画と関係ある問題の割合が61%で終わった。

泣いても笑っても今回で最後。それでは始めていこう。

 

前回分の再読

 

前回の「6~16巻編」の中では、

その前々回の「1~5巻」分をもう一度読み直すことで点数が飛躍的に上がった。

 

勉強に復習は必須ということで、今回も前回同様に、若干忘れかけている6~16巻の再読を行った。

(この再読には2日かかり、何度も発狂しかけた…)

 

そしてようやく新規の17巻のスタートである!

 

17巻『明治維新』

 

第1巻の旧石器時代から始まってようやく明治維新。

思えばこれまで解いてきたセンター日本史16年分では、問題の内の半分以上が明治維新以降の内容だった

 

しかしあくまでも漫画を順番に読んでいくという企画の方針は曲げられないため、

渋々16回分、明治維新以降の問題は泣き寝入りしてきた。身長が伸びなくなるので中学まで筋トレを禁じられていた球児みたいだ。

 

それでは

『明治維新  明治時代前期』を読んでいこう。

 

政権が天皇に移り、内閣のいろいろな仕組みが出来上がっていく。政治の話のレベルが1段上がり、ちょっと難しくなってきた。

井上馨や副島種臣ら政治的重要人物の登場と同時に、地租改正や学制などの重要な制度も重なってくる。

室町時代、足利義持が自身の後継者をくじ引きで決めて町民がドン引きしていた時期が急に懐かしくなった….

 

この巻の後半は、基本的に自由民権運動の話がメインなのだが、その主導者の板垣退助の名前に「退」と入っているのが悲しい。

政府に抗う大規模な運動を主導している人物が…

 

名前に「退」って入ってたらダメくない??

 

 

17巻、終了。

 

情報がかなり詰め込まれていた濃い一冊だった。

では忘れないうちにセンター日本史2015本試験を解こう。

 

 

17回目: 60点

漫画と関係のある問題の割合は23/36の63.8%

 

 漫画と関係のある割合とほぼ同じ推移であるが、もう少し欲しいところ。

 

18巻『明治維新』

 

この『日本の歴史』の18巻だけはどこの図書館を駆けずり回っても「貸出中」だったので、仕方なくKindleで購入。

 

 

これはこれで新鮮である。

『近代国家の発展  明治時代後期』スタート。

 

明治時代後期という範囲の中に膨大な量の人物やイベントを盛り込まなくてはいけないので、

全ページ見落とせないくらいの情報量になっている。

16巻までの農民や武家の下っ端の、知識にはならないようなちょっとした寸劇の描写などがほぼなくなっている。

 

1894年、日清戦争。

学生時代にこの語呂合わせとして「ひ(1)とつ、焼くよ(894)、日清焼きそば」と教わった時は、

『いや”ひとつ”の部分は要らないだろ。894年と2894年が候補に上がることはないんだから」

と楯突いたものだが、今考えると文章のリズム的にこの”ひとつ”はすげぇ大切だ。

 

そして今回は、文化についての暗記がたくさん必要になったので、これらも以下のように工夫しながら頑張って覚えていこう。これをみてる受験生は是非参考にして欲しい。

 

■明治時代後期の文化

石川啄木『一握の砂』
→砂は結局のところ細かい石の集まりなので、一握の”砂”ときたら名前に”石”が入ってる石川啄木が作者。

二葉亭四迷『浮雲』
→あぐらをかいたおっさんが”浮雲”のようにふわふわと空をさ”迷”っている光景をイメージしてみよう。

坪内逍遥『小説神髄』
→名前の”しょう”ようと作品の”しょう”せつで「しょう」が被っている。

尾崎紅葉『金色夜叉』
→紅葉が金色に輝く、と覚えよう。

森鴎外『舞姫』
→舞う姫とかマジで、鴎外(ろんがい、みたいな感じで)。

 

18巻、終了。

kindle版では背表紙がなかったので画像は割愛。

 

 

18回目: 66点

漫画と関係のある問題の割合は26/36の72.2%

 

良い。すごく良い。あと14点で8割…

今更ながら赤色の点数のグラフがずっと乱高下気味なのが気持ちわるい。

 

19巻『戦争への道』

 

『戦争への道  大正時代・昭和初期』

悲しいタイトルだ。

 

潜水艦飛行機戦車毒ガス、第一次世界大戦に各国の新兵器がどんどん投入されていく様がすごい。

このくらい最近の戦争になってくると、漫画からは以前の「元寇」「長篠の戦い」などのポップさはなくなってくる。そこがまた怖い。

 

そして市民の生活はどんどん様変わりしている。

デパートやエスカレーターや成金の出現、街の光景が現代にどんどん近づいてくるにあたり、

この企画のデッドラインも近いんだなと感じる。

 

■大正文化の作品と作者の覚え方

・武者小路実篤『お目でたき人』
→武者(むさ)っくるして、おめでたい!武者(むさ)っくるしくておめでたい!

・志賀直哉『暗夜行路』
→志賀(しが)ない。しがない、は貧しいという意味。貧しくて電気がない、だから暗闇…暗夜…暗夜行路(ちょっと無理があるかな?笑)

・有島武郎『或る女』
→「有(る)」と「或る」が被っている。

・高村光太郎『手』
→高村光太郎の手、と覚えよう。

 

 

19巻、終了

 

 

19回目: 69点

漫画と関係のある問題の割合は30/36の83.3%

 

おぉ、肉薄している….

 

ていうか青のグラフはもう8割超えている。

ということはこの漫画を完璧に頭に入れている覚えが良い人間ならばこの時点で8割は超えているということだ。

もう体力的に、次くらいで8割超えたい。

 

20巻『アジアと太平洋の戦い』

 

『アジアと太平洋の戦い  大正時代・昭和初期』

 

内容の9割が戦争もしくは日本が起こした事件について。

中国と15年間も戦争を続けたり、アメリカが日本にくず鉄の輸出を禁止したりしていた時代が今からほんの数十年前にあったのかと思うと恐ろしい。

 

真珠湾攻撃での日本による暗号が「トラ トラ トラ」ということだが、

昔祖父の家に置いてあった『トラトラトラ』という3000ページくらいある本を思い出してゾッとした。これのことだったのか….

 

 

20巻、終了

あとは戦後のみを残して20巻終了。

もう日本史に関しては概ね学び尽くした感がある。

 

 

20回目: 74点

漫画と関係のある問題の割合は35/36の97.2%

 

もうほぼ8割到達…

青のグラフは97%に達し、もういつ点数で8割を超えてもおかしくないし、超えてない現状がやばいくらいなので、

本当に次で、次で8割取りたい…

 

21巻『現代の日本』

 

『現代の日本  昭和後期・平成』

もう「現代の日本」って言っちゃってる。もうこの漫画は「つい最近」のところまで来てる。

表紙の絵のタッチも活き活きしてきてる。

 

もう戦後だけだし書くこともそんなにないだろうと思っていたら、条約とか宣言とか声明とかがかなり多かった。

普通に考えて24巻まであるのに21巻でネタ切れするわけないのだが。

 

 

21巻、終了

 

そろそろ、そろそろ8割取れないともう一生取れないような気がする…

 

21回目: 73点

漫画と関係のある問題の割合は36/36の100%

 

このタイミングでの現状維持はいらないんだよ…

 

個人的な、個人的な話をさせてもらうと、

もしこの22巻で終わらなかったら23巻目を新たに図書館まで借りに行かなければいけないので本当にここで終わらせたい…..

 

22巻『平成の30年』

 

『平成の30年  平成時代』

いよいよ表紙が写真のみになっていて笑ってしまった。

 

バブル時代、ベルリンの壁崩壊、アウンサンスーチー、イチロー…

もう、すぐそこまで来ている。

 

もう『日本の歴史』がすぐそこまで来ている…..

石を投げたら届くくらいの距離にまで来ている…..

 

 

22巻、終了

 

もうあとはどれだけ自分と相性の良い問題がくるかだけだ。

2017年、センター日本史追試験。

 

運命の自己採点….

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

えーーーーーー!!!

前回から10点アップ!?!?!?

 

22回目: 84点

漫画と関係のある問題の割合は36/36の100%

 

ついに、

 

 

俺はもうこれで、

自由だ…..

 

何処へだって行けるし、何だってできる。

気に入らない奴の嘘の噂だって流せるし、落ちてる食べ物だって食べられる…..

 

 

はぁ、それにしても、

本当にかなりしんどかった…人間は興味のないことをするのが一番しんどい。

1巻を読み始めてから終わるまでに約1ヶ月かかった。てかなんでこんなことしようと思ったんだよ。

 

というわけで….

 

「学習まんが『日本の歴史』は22冊読めば、センター日本史8割取ることができる」

 

という大団円を迎え終了!

学習まんが『世界の歴史』でも同じことやろうと思ってたけど、絶対やらないことに決めたぜ!

 

総括

 

この学習まんが『日本の歴史』全24巻のうち、22巻目でセンター日本史8割を達成したが、

実際、漫画と関係のある問題の割合は19巻目で8割を超えていたので、19巻までを完全にインプットすれば点数も8割を取れるということだ。

 

 

ただ1度読んだくらいでは頭に入りきらないので、2度、できれば3度読めば完璧になると感じた。

この学習まんが『日本の歴史』は漫画なだけあって流れとか前後の関係性がかなりつかみやすかったと感じた。

 

これは、良書だ。

 

たぶんこの『日本の歴史』は大抵の学校の図書館には置いてあると思うし、そこになくても町の図書館に行けばあるはずだ。

全国の小・中・高校生のみんな、もう今この瞬間から、漫画を読むだけでセンター日本史8割を目指せるぞ!すごくないか?

日本史の授業で先生が拙い説明をしていたら、この漫画で得た知識で指摘してやるんだ。

 

この『日本の歴史』を楽しく読みながら、

今日から未来のセンター日本史8割を目指して頑張ろう!

 

それでは!グッバイ!

 

 

※センター試験は2020年で廃止されます。

 

終