突然ですが皆さん。
人生ゲームはやったことありますか?
100マスほどの人生のイベントが用意されており、ルーレットで出た目の数だけプレイヤーは進んでいきます。
結婚したり家を失ったりカジノで大金を得たりと色々なマスに止まっていって、最後に一番多くお金を所持していたプレイヤーの勝ちです。
つまりこの人生ゲームとは、
このゲームの製作者が考えた各イベントを消化していきながら、一つの架空の人生を歩んでいくというものであり、
要は本当の自分ではない「他人の人生」を歩んでいくようなゲームでもありますね。
だからこそ家が急に火事になったりとか、突然ゴッホの絵を買わされたりだとか、何の因果もないのにひどい目に遭う事もあり、そこにこのゲームの難易度の高さを感じてしまいます。
そこで思ったのが….
だってそうですよね??
その人の人生の人生ゲームなら、張本人が一番強いに決まってますよね??
この度はそんな疑問を解消するために、
その人の人生で「本当に起こったこと」だけをマスにした人生ゲーム
を作り、その本人と他人とで勝負をする運びとなりました!
人生をゲームにさせてくれる人探しへ…
まずはこれまでの人生を赤裸々に教えてくれて、しかもそれを人生ゲームにさせてくれる人を見つけなければいけません。
大事なのはその人の人生経験が長いことです。ある程度人生経験がない方でなければ、人生ゲームにならないので。
そこで頼らせていただいたのが、
このおっさんレンタルというサイト。
その名の通り数百人いるおっさんの中から、好きな「おっさん」をレンタルすることができて、
料金は基本1時間1000円、そのおっさんに雑談を聞いてもらったり引越しの手伝いをしてもらったり色々なことができます。
そしてこのおっさんレンタルで今回の企画に協力してくださるようなおっさんを物色していると….
1人めちゃめちゃ協力してくれそうなおっさんを発見しました。
人生経験も凄そうだし、ノリも良さそう。なんだか企画に協力してくれそう!
プロフィール欄には「”どうにかなるさ”で生きてきました」と書いてある。そう書いてあることで、なんだか企画に協力してくれそう!
早速メールで今回の企画に協力していただけないかということを伝えると快諾をいただき、実際に会うことに。
新宿で会う約束を取り付け、まずは人生ゲームの各マスとなる、
これまでの人生の出来事を聞き出すことに….
おっさんに100マス分の人生を聞き出す…
そしていよいよそのおっさんに会うことに。
新宿にある会議室を借りておっさんと合流。
今回この人生ゲーム企画に協力してくださるのがこの方。
石橋さん…最近おっさんレンタルに登録したそうで、普段はバイク雑誌に小説を投稿したり、週末にはDJをやられている。かなりノリが良くて接しやすい。
そしてそんな石橋さんに話を聞くのが右の人物。
ぴろぴろ…今回石橋さんの話を聞いて人生ゲームの盤を作る。このサイトの管理人。
「自転車で初めて手放し運転をした」。
そしてマスとなる出来事は順調に集まっていき…
そこで2マス進みたいね。
「嫁と娘が家を出て行く、1回休み」ですね。
38歳のときに「mixiを始めた」
「トイレのつまり直しておきました!」 って言うんだよ。それで、うわこいつには敵わねぇなって思って、松坂牛渡すの恥ずかしくなって隠したんだよね。
「Facebookの友達が1000人を超えた」とかも。
そして110マス分のエピソードが集まる…
無事110マスほど集まりました!
石橋さん、ありがとうございました!
盤の作成へ…
それでは早速石橋さんの人生の人生ゲームの作成へ。
今回は土台の盤として市販の人生ゲームEXを使うことに。
本体の方はマスの数がえげつなかったので、今回は付属してあるもう一枚の盤で人生ゲームを作成。
流れとしては110個ほどある石橋さんのイベントを紙に印刷して、それをこのマスに時系列順にペタペタ貼っていくのですが、
この元の盤のマスに色がついており、上から紙のマスを貼っても黄色や赤の部分がはみ出てしまうため、一旦これらを以下のように白い紙で覆うことに。
カーブの部分も形に沿って白い紙で埋めます。
骨が折れる作業じゃないと言えば嘘になります。
本来の人生ゲームならば上記のオレンジ色のコースのように最初に職業を決めますが、
今回作る人生ゲームは石橋さんの幼少期から始まるので、職業選択のコースは全部潰します。
石橋さんもこれまでの人生の中で職業を転々としているので、ゲームの途中途中でそのマスを用意します。つまりそのマスに止まらなければプレイヤーはずっと無職のままです。
最初の職業選択コースがなくなった以上、このスタートの位置は意味がわからないので、こいつも潰します。
そして新たにスタート位置をもうけ、反時計回りに進めていくものとします。こうすれば全てのマスに進めます。
半分のコースを白の紙で埋めました。残り半分です。
そして2時間くらい作業をしてようやく….
「給料日」以外の全てのコースを白の紙で埋めました。
「給料日」は実際に石橋さんの人生の中で幾度となく訪れるリアルのイベントなので、今回はそのまま元のやつを使用します。
では次に本題の「石橋さんの人生の出来事」を1マスずつ貼り付けていきます。
まずそれぞれの出来事と、それによって発生する損得(1マス進む、$5000払う)を1マスにしてまとめたものを印刷し、1マスずつ切り取っていきます。
そしておよそ110個のマスの切り取りが終わったので、
今度はそれを1つずつ盤に貼り付けていきます。
こちらも骨の折れる作業じゃないと言えば嘘になります。
この作業に対してどこからもお金が出ないと考えると、普通の人ならば泣くかやめるかのどちらかだと思うのですが、
僕はここをグッと耐えてですね…
ぐんぐん進めていきます。
大切なのは、今のこの作業に理由を求めないことです。心を無にします。つまりはロボットになります。こんばんわ、ロボットです。
半分くらいが終わりました。
そして1時間くらいかかってようやく全てのマスを貼り付けました。
そして最後の仕上げにこのタイトル部分を….
こうしておきます。
これで全マスが石橋さんの人生の出来事で構築された人生ゲームの完成です。
この盤を通常のルーレットなどが付いている盤にはめてみます。
いい感じですね。
ちなみに職業カードについても、何枚かはこちらでオリジナルを作成できるようになっているので助かりました。
それではこの「石橋’s 人生ゲームEX」を箱にしまい、
来たる石橋さん本人との対戦の日に備えます。
\ご本人と人生ゲームで対決へ/