第2ゲーム
第2ゲーム目は、匂いだけでも女の子とツイスターゲームをしていると錯覚して挑んでいただきます。
全然話が変わらんかった。
良い匂いのする場所におっさん4人がいるだけじゃん。
てか、香水と加齢臭が混ざってすでに嫌な臭いになってるんだけど。
やめてくれよ。言葉にするなよ。
それでは早速参りましょう。
〜1周目〜
右足赤ね。ほい。
また中途半端な位置だなぁ。
端っこだと交差する率が高いので、真ん中の方がいいと学習したんですよ。
おじさんは、戦いの中で成長するもの。
ゲーム展開を学習したおじさんたちは、それぞれのビジョンで一手目を打つ。
物語の始まりって感じの構図ですね。
それではどんどん参りましょう。
始まりたくねえなあ。
〜3周目〜
太田さん右足赤です。
右足赤ね。
よっと。
ここにします。
しかし、これまた凄い光景だね。目の前におっさんの股間があるって。
そこは香水振ってもらってるんで。目を閉じて女性が立ってると思ってもらえれば。
目閉じても、おっさんの息遣いが聞こえるんだよずっと。
申し訳ないっすね、耐えてください。
喋っちゃったよ。もうおっさんだよ確実に。
右手緑ね。よっと、お、届きそう。
凄いね阿部さん本当に。
何かの宗教画みたいです。神とひれ伏す市民みたいに。
恐縮です。
〜4周目〜
左手青かぁ。足だけが助かったんだけどな。。
次は阿部さん左手黄色です。
うううぅぅぅぅ。
さすが。鍛えてるからね。特殊な訓練を受けてるから、阿部さんは。
こんなおじさんがひれ伏してるの見ることないよ。
〜5周目〜
左足緑ね…おっ。
あら、どうも。
素敵な出会いが。
右手青…青空いてる?
俺の下空いてます。
空いてるっていうのかこれ。
そんな阿部さんは左足緑です。
ウオォぉぉぉおおお。
嘘でしょ!?
これはカッコよすぎるわ。
あ、こっちの方が楽ですね。
感覚がおかしくなってるんですよ。
〜6周目〜
太田さん左足青です。
おぉ、ありがとう。
ズザッズザッ
そういう時あるよね。
「ありがとう」って時。
〜8周目〜
加納さん右足緑です。
はぁはぁ、右足、右足緑….
ズザザァ
アアァッ…!!
おぉ。
では続いておじまさんですね。
あ、ちょっと待って。やっぱり無理です…
加納さん、脱落
助かった・・。
香水を振って挑んだ2ゲーム目は、8周という結果に終わった。
いやぁ、すみません、皆さん頑張っていたのに。
いや、もはや誰かが脱落してくれるの心のどこかで待ってたんだよ。
たぶん途中から全員同じ気持ちですよ。
香水はどうでしたか?女性がいる気分で力が湧いて出たりとか。
いやもうずっとおじさんだったよ。香水じゃ打ち消せないんだよおじさんは。
でもみなさんの頑張りが全国のおじさんに勇気を与えてくれるはずです。
次が最後です。ぜひ全力を出し切ってください。
全力出たよもう。違うもんが出そうだよもう。
小休憩
(スリスリ…)
痛風ってどんな感じなんですか?
この足が今の1.6倍くらいまで腫れますね。まず立てないです。
怖い病気だね・・
移動の方法が転がるしかなくなるんですよ。地面に当たってるだけでも痛いんで。
それって急にくる感じ?
自分の場合は、まずむず痒さがきます。その時点で痛み止めを飲めばまだ軽症で済むんですが、間に合わないとやばいですね。
ひぇぇぇ…。
もうツイスターゲームなんて危険なことやってる場合じゃないね。
ここまでノーマルのツイスターゲーム、そして香水を使用した女の子とやっている風ツイスターゲームを終え、苦しみながらも熱き闘いをみせた4人。
だが“楽しむ”という点では、やはり真の意味で目の前のゲームを楽しめているとは言い難い。4,50代のおっさん4人が童心に帰ってこのゲームにのめり込むことは限りなく不可能に近いだろう。
そこで我々は最後の手札を切った。
それがこちらである。
四肢を置くマスをただのマスではなく、おじさん方の好きそうなもので固めたマットを用意した。
赤⇨砂肝
青⇨冷奴
黄⇨熱燗
緑⇨白子ポン酢
の、まさにせんべろ4マスだ。
これには疲れ切ったおじさん4人も積極的な姿勢になるに違いない。
それでは本日ラスト、ツイスターゲーム3ゲーム目に移ろう。
舐めてんのか。
なんか、色が消えたね。