おじさん同士でツイスターゲームをやると盛り上がるのか

第2ゲーム

ぴろぴろ
第2ゲーム目は、匂いだけでも女の子とツイスターゲームをしていると錯覚して挑んでいただきます。

加納さん
全然話が変わらんかった。

おじまさん
良い匂いのする場所におっさん4人がいるだけじゃん。

 

加納さん
てか、香水と加齢臭が混ざってすでに嫌な臭いになってるんだけど。

おじまさん
やめてくれよ。言葉にするなよ。

ぴろぴろ
それでは早速参りましょう。

 

〜1周目〜

加納さん
右足赤ね。ほい。

おじまさん
また中途半端な位置だなぁ。

加納さん
端っこだと交差する率が高いので、真ん中の方がいいと学習したんですよ。

 

おじさんは、戦いの中で成長するもの。

ゲーム展開を学習したおじさんたちは、それぞれのビジョンで一手目を打つ。

 

ぴろぴろ
物語の始まりって感じの構図ですね。

それではどんどん参りましょう。

おじまさん
始まりたくねえなあ。

 

〜3周目〜

ぴろぴろ
太田さん右足赤です。

太田さん
右足赤ね。

よっと。

 

太田さん
ここにします。

 

おじまさん
しかし、これまた凄い光景だね。目の前におっさんの股間があるって。

ぴろぴろ
そこは香水振ってもらってるんで。目を閉じて女性が立ってると思ってもらえれば。

おじまさん
目閉じても、おっさんの息遣いが聞こえるんだよずっと。

 

太田さん
申し訳ないっすね、耐えてください。

おじまさん
喋っちゃったよ。もうおっさんだよ確実に。

 

阿部さん
右手緑ね。よっと、お、届きそう。

おじまさん
凄いね阿部さん本当に。

 

ぴろぴろ
何かの宗教画みたいです。神とひれ伏す市民みたいに。

太田さん
恐縮です。

 

〜4周目〜

太田さん
左手青かぁ。足だけが助かったんだけどな。。

ぴろぴろ
次は阿部さん左手黄色です。

 

阿部さん
うううぅぅぅぅ。

おじまさん
さすが。鍛えてるからね。特殊な訓練を受けてるから、阿部さんは。

加納さん
こんなおじさんがひれ伏してるの見ることないよ。

 

〜5周目〜

加納さん
左足緑ね…おっ。

おじまさん
あら、どうも。

ぴろぴろ
素敵な出会いが。

 

おじまさん
右手青…青空いてる?

阿部さん
俺の下空いてます。

おじまさん
空いてるっていうのかこれ。

ぴろぴろ
そんな阿部さんは左足緑です。

 

阿部さん
ウオォぉぉぉおおお。

おじまさん
嘘でしょ!?

 

おじまさん
これはカッコよすぎるわ。

阿部さん
あ、こっちの方が楽ですね。

加納さん
感覚がおかしくなってるんですよ。

 

〜6周目〜

ぴろぴろ
太田さん左足青です。

太田さん
おぉ、ありがとう。

 

ズザッズザッ

おじまさん
そういう時あるよね。

「ありがとう」って時。

 

〜8周目〜

ぴろぴろ
加納さん右足緑です。

加納さん
はぁはぁ、右足、右足緑….

 

ズザザァ

加納さん
アアァッ…!!

ぴろぴろ
おぉ

 

ぴろぴろ
では続いておじまさんですね

加納さん
あ、ちょっと待って。やっぱり無理です…

 

加納さん、脱落

おじまさん
助かった・・。

 

香水を振って挑んだ2ゲーム目は、8周という結果に終わった。

 

加納さん
いやぁ、すみません、皆さん頑張っていたのに。

おじまさん
いや、もはや誰かが脱落してくれるの心のどこかで待ってたんだよ。

太田さん
たぶん途中から全員同じ気持ちですよ。

ぴろぴろ
香水はどうでしたか?女性がいる気分で力が湧いて出たりとか

おじまさん
いやもうずっとおじさんだったよ。香水じゃ打ち消せないんだよおじさんは。

 

ぴろぴろ
でもみなさんの頑張りが全国のおじさんに勇気を与えてくれるはずです。

次が最後です。ぜひ全力を出し切ってください。

おじまさん
全力出たよもう。違うもんが出そうだよもう。

 

小休憩

阿部さん
(スリスリ…)

太田さん
痛風ってどんな感じなんですか?

阿部さん
この足が今の1.6倍くらいまで腫れますね。まず立てないです。

 

太田さん
怖い病気だね・・

阿部さん
移動の方法が転がるしかなくなるんですよ。地面に当たってるだけでも痛いんで。

おじまさん
それって急にくる感じ?

 

阿部さん
自分の場合は、まずむず痒さがきます。その時点で痛み止めを飲めばまだ軽症で済むんですが、間に合わないとやばいですね。

加納さん
ひぇぇぇ…。

おじまさん
もうツイスターゲームなんて危険なことやってる場合じゃないね。

 

ここまでノーマルのツイスターゲーム、そして香水を使用した女の子とやっている風ツイスターゲームを終え、苦しみながらも熱き闘いをみせた4人。

だが“楽しむ”という点では、やはり真の意味で目の前のゲームを楽しめているとは言い難い。4,50代のおっさん4人が童心に帰ってこのゲームにのめり込むことは限りなく不可能に近いだろう。

 

そこで我々は最後の手札を切った。

 

それがこちらである。

 

四肢を置くマスをただのマスではなく、おじさん方の好きそうなもので固めたマットを用意した。

赤⇨砂肝

青⇨冷奴

黄⇨熱燗

緑⇨白子ポン酢

の、まさにせんべろ4マスだ。

 

これには疲れ切ったおじさん4人も積極的な姿勢になるに違いない。

それでは本日ラスト、ツイスターゲーム3ゲーム目に移ろう。

 

おじまさん
舐めてんのか。

加納さん
なんか、色が消えたね。