3月といえば卒業シーズン。押入れから卒業アルバムを取り出し当時の集合写真を見返せば、色々な思い出が蘇ってくるものだ。
親友、初恋の人、自分を本気で怒ってくれた担任の先生、たった一枚の写真には無数の思い出が詰まっており、「たった一枚の写真」以上に多くのことを思い出させてくれる。
しかし全員が全員、卒業写真を見返して素直に感傷に浸れるとは限らない。もしかすると、自分だけ写真の右上にいるかもしれない。
そう、卒業写真を撮影する日に欠席していた場合は一人だけ別日での撮影となり、できあがった写真では右上の枠に表示されてしまうのだ。
同じ年齢・同じクラスの人間たちとは隔離され、一人だけ右上に表示されてしまう現実はなかなか受け入れがたい。
しかもあの右上の部分は、理由如何に関わらず強烈な悲壮感が漂ってしまう場所だ。ある意味屈辱的に感じてしまうかもしれない。
ただ、
あの場所に自分が載ってしまうからと言って、暗い表情で写ってしまったらそれこそ悲哀に拍車がかかってしまう。
あそこに写真が載るのは不本意なことではあるが、どうせならオシャレに決めたい。他のみんなと一緒に写れないからこそ表現できるものがあるはずだ。
そう、裏を返せば卒業写真の右上は、
なのである。
ということで今回は、右上の位置でも誰よりも目立つように競い合う、『卒業写真の右上選手権』をおこないたいと思う。
神より与えられた『右上』という舞台。そのアドバンテージを活かして、今宵は集合写真の端の方にいた奴らが渾身のアピール方法を披露する。
参加者
右上選手権スタート
特に右上に載ってそうな皆さんを集めたので、さぞかし実力を発揮してもらえることでしょう。
体調不良のやつでも、不登校のやつでも、最後の最後に一花咲かすチャンスなんですよ。分かりますか?
ルール説明
最終的に2ターンそれぞれの選出写真を比較して、本当のベストを選出します。
以下の図にフローをまとめました。
この図の通りです。
俺の右上はこれです。
ごどう① 優雅に紅茶を飲んでいる
それでは続いて桐生、お願いします!
桐生① 額から肘が出ている
それでは続いては私ですね。私の右上はこれです。
ぴろぴろ① 一足先に就職している
集合写真に写ってること自体が、遅れてるという印象を与える狙いですね。
じゃあ最後は俺だね。俺の右上はこれです。
オツクソ① QRコード
ちなみにこのQRコード、読み取ったらこの動画に飛ぶから。
UX…製品やサービスを利用して通じて得られる体験。使い心地、印象。
1ターン目、選定
と言うことは、1ターン目の勝者は桐生ですね!!おめでとうございます!
勝者 桐生「右上からこんにちは」
2ターン目も熱戦!