9巻目『立ち上がる民衆』
さて、1~5巻の復習と歴史博士のものしり教室の熟読も終わったところで再スタート、
『立ち上がる民衆 室町時代後期』だ。
タイトルは地味だが(絶対に言ってはならない)、結構読み応えのある巻だ。
これまでの様な熱気盛んな武将とは違い、政治に全くやる気が湧かず、庭にしか興味がない足利義政がいい味を出している。
ひとまず、読了。
さて、今回の9巻と1日かけて行った総復習。効果はいかほどか….
9回目: 58点
漫画と関係のある問題の割合は16/36の44%
9冊目にして大幅のベスト更新。5割越え。そして6割目前。
単純に言えばあと22点とれば8割だ。
やはり1~5巻の復習と歴史博士のものしり教室をしっかり読んだことが大きい。
このグラフだけ見ると漫画で補ってる部分が44%なのに対して、実際は6割近く取れているということなので、うまくいけば8割も近いかもしれない。
しかし今回の2007年の問題、
実は平均点がかなり高い(67.02点)。
これまで平均は50点台が多かったのに対して今回は60点台の後半と、明らかに易化している。
このくらいの点数は”当たり前”にしないとダメだ…
10巻目『戦国大名の争い』
『戦国大名の争い 戦国時代』だ。
多くの戦国大名に様々な合戦….
男の子ならばここでワクワクしないのは嘘である。
さて、読んでいこう。
………
………しかしあまりにも登場人物が多すぎる。
北条早雲に今川氏。武田晴信にその父の信虎。上杉謙信、武田信玄、毛利元就…………..
みんなずっと戦っている…………..
ていうか、1人の大名が覇権を握ると必ずその覇権を狙って戦乱が起き、そしてその戦乱で勝った者を狙う者がまた出てくるという無限ループではないか。
この人たちはずっと同じことを繰り返している。
その事実に誰かが気づいて「あ、もうここで争いはストップしよっ♪」となって皆で協力して国全体を成長させていく姿勢を作り上げれば、
高度経済成長期ってもっと早くに来たんじゃね….??
1730年くらいにさぁ….
愚痴を垂れ流していたら、読了。
前回の高得点を上回れるか。
10回目: 55点
漫画と関係のある問題の割合は16/36の44%
現状維持といったところである。
11巻目『天下の統一』
『天下の統一 安土桃山時代』だ。
歴史にそこまで詳しくない人でも知っている、
織田信長が中心の回だ。
今川義元を夜分に奇襲したり、比叡山延暦寺を焼き尽くしたりと何かと手段を選ばず暴力的ではあるが、
楽市・楽座を施して市民の商売を助けるなど、自身が目指す天下統一の為には何が必要かをよくわかっている武将だ。
部下である明智光秀に謀反を起こされ、そのカタキを取りにいく秀吉の姿にはグッとくるものがある。
尊敬する信長の成し遂げられなかった天下統一を自身でやり遂げようとする覚悟は凄い。
信長と秀吉の絆に魅せられ、読了。
11回目: 45点
漫画と関係のある問題の割合は14/36の38%
ちょっともう一度気を引き締めないとまずい。
もしかして序盤の6~8巻を忘れてきているのではないのか….
12巻目『江戸幕府ひらく』
今日は駒込図書館へ。
漫画『日本の歴史』の6~16巻までを揃えるとなると、やはり一つの図書館だけには全ては置いていないので、日をまたいで色々な図書館へ行く必要がある。
そしてそんな豊島区立駒込図書館で入手した、
『江戸幕府ひらく 江戸時代初期』
関ヶ原の戦いの後、一気に勢力を広げていく徳川家康。
そしてそんな家康に大阪の陣で破れ、豊臣家の最後の人物となった豊臣秀頼…
なるほど、日本史で名前に『頼』の文字が入っている人物は基本的に“頼りにならない”と覚えればいいのか。
鎌倉幕府の二代将軍・源頼家だってそうだ。頼りにならなすぎて母・政子によって伊豆に幽閉されてしまった。
(※源頼朝は例外。あいつはめっちゃ頼りになるしめっちゃ良いやつ)
言うてる間に、読了。
争いごと以外でも、家康の推し進める改革は面白く興味をそそられるものが多かった。
12回目: 49点
漫画と関係のある問題の割合は16/36の44%
いまいちピリッとしない点数。しかも….
全24巻のうち半分の12巻を読み終えて5割というこの結果。うまいことできている。
ただ実際今回はまだ習っていない明治時代以降の設問が多く、少し苦戦してしまった。
13巻目『士農工商』
『士農工商 江戸時代前期』である。
戦乱などの争いはないのだが、5代将軍綱吉による、世の中を良くするための必死の試行錯誤の数々がかなり面白い。
この綱吉の改革に関してはこの漫画を見れば完璧であると感じる。流れがかなり掴みやすい。
しかしこの巻では元禄期の文化について少し暗記が必要になってくるのがきつい。
ただ、暗記できさえすれば良いので、以下のように無理やり覚えよう。
■朱子学を学んでいた人物
「中江藤樹」
→藤樹の「じゅ」がしゅしがくの「しゅ」と被ってる。
「その弟子の熊沢蕃山」
→熊は人間よりも弱い動物。つまり人間の”弟子”。弟子になりがち。何かしらの弟子、といえばこいつ、熊沢蕃山。
■古学を学んでいた人物
そもそも古学という学問は、孔子の教えに戻れという古い学問。古い考え方。古い。
「山鹿素行」
→名前に”山”とか”鹿”とか入っててちょっと古い。こんな名前今じゃありえない。つまり古学派。
「伊藤仁斎」
→伊藤という苗字はありきたり。つまり古いので、古学派。
「荻生徂徠」
→徂徠って名前さすがに現在にはいない。荻生もヤバい。昔の人の名前。つまり古学派。
✳︎覚えたら勝ち
読了。
13回目: 57点
漫画と関係のある問題の割合は17/36の47%
少しずつ成果が出てきた感がある。
14巻目『幕府の改革』
『幕府の改革 江戸時代中期』である。
米将軍と言われた徳川吉宗の享保の改革、漫画で見るとおもしろい。
・千歯こきや唐箕などの農業機具の発達により米が豊作になり、幕府は潤う。
・しかし今度は米の生産量が多すぎると米の価値が下がり、給料として米をもらってもそれで買い物ができなくなる。
・そして災害などで凶作になり米の生産量が下がると米の価値は上がるが、今度はそれに伴い民衆の一揆や打ちこわしが頻発。
・では米に代わる食べ物を作らないといけない、そこで開発されたのがサツマイモ。
徳川吉宗は概して、この米問題にずっと追われて生涯を閉じてしまった。
そして江戸時代の3大改革(享保の改革、寛政の改革、天保の改革)はこの漫画を見て勉強するとかなり身になる、と感じた。
■江戸時代中期の文化の覚え方
「平賀源内がエレキテルを開発」
→平賀エレキテル源内。日本エレキテル連合みたいなリズムで暗記しよう。
完読。
14回目: 62点
漫画と関係のある問題の割合は21/36の58%
初の6割突破。8割まであと18点。
そしてここにきて読んだ漫画と関係のある問題の割合が急上昇。赤と青のグラフがほぼ同じペースできている。
15巻目『ゆきづまる幕府』
『ゆきづまる幕府 江戸時代後期』である。
政治や民衆の生活が乱れていく中で、水野忠邦による天保の改革が行われる。
それまでは異国船は砲撃などで打ち払っていたのを、1840年のアヘン戦争で清を倒したイギリスの強さに度肝を抜かれて、直後に幕府が異国船打払令を取りやめたところがわかりやすかった。
■化政文化のそれぞれの作品の覚え方
「滝沢馬琴の南総里見八犬伝」
→昔この話を題材としたNHKの大河ドラマで、ジャニーズの滝沢秀明が主演を務めていたので、 “滝沢”つながりで覚えよう。
「十返舎一九の東海道中膝栗毛」
→作者は「十」と「九」とか名前に数字が複数入っている、その作品も「膝」と「毛」で体の部位が複数入っている。お互い似た者どうし。
「歌川広重の東海道五十三次」
→東海道はめちゃめちゃ”広”いので、名前に”広”が入ってる歌川広重が作者。
「葛飾北斎の富嶽三十六景」
→”葛飾区の北にあるのは富士山”と一回口に出して言えば確実に忘れない。
読終(どくんおわり)。
15回目: 41点
漫画と関係のある問題の割合は21/36の58%
まずい。逆戻りだ。
「読了」の言い方をふざけていたらこんな点数に。
ただ好不調は必ずあると思うので、
次の今回のラスト16巻を読むことに集中したいと思う。
16巻目『幕末の風雲』
前回行った駒込図書館では15巻までしかなかった為、
16巻を借りる為だけに中目黒駅前図書館へ。
入手して帰宅。
16巻目『幕末の風雲 江戸時代末期』である。
ペリーが日本へやってきて開港を迫り、そこから一気に江戸幕府が終わるという回である。
この検証もここまできたかと思うと感慨深い。いつからかこの漫画の文章部分を音読している自分がいた、より吸収するために。早く8割を取って終わらせたいのだろう。
小学生の時に井伊直弼という人物を初めて学んだ時は「弼」という漢字に対して「薔薇」くらいの難しさを感じたものだが、26歳の今向かい合ってみれば、なーに、ただ百を弓2つで挟んだだけではないか。
ど〜こが薔薇じゃっ。
開国後は倒幕から明治維新まであっという間だ。
聖徳太子が一度に複数の人の話を聞き取れていた時代が懐かしい…..
読了。
ラスト16巻を読み終わって今回は最後の過去問。
仮に今回で8割取れたら、嬉しすぎて泣いてしまうかも…
16回目: 59点
漫画と関係のある問題の割合は21/36の61%
ラストでなんとか6割直前まで戻せて終了。
前回が大ブレーキにはなったが、やはり実力は確実についていると実感できたラスト16回目。
総括
どうでもいい話だが、この日本の歴史の漫画をかき集めるために豊島区、新宿区、港区、目黒区の図書館の利用カードを作成した。
都内には23区分の区立図書館が存在し、その区のカードを一度作成すれば、区の中にある複数の図書館が使えるから便利だ。
この検証が終了する頃には、俺は適当に降りた駅の街の図書館を利用できるくらいになっているかもしれない。
さて、前回の「1~5巻分」と合わせて今回までの16巻分の結果である。
学習まんが「日本の歴史」の16巻までを読み終えた時点で、センター日本史の得点率は約6割。
やはりセンターはそう甘くない…
だが、背中は確実に捉えた。
だんだん攻略法が見えてきた。
このまんが「日本の歴史」….
2回読んだらまじでいける…
今回も途中で前回分の1~5巻を再読し復習することにより点数が一気にアップしたが、
同じように今回の6~16巻分も必ず再読が必要となってくるだろうし、もちろんそうするつもりだ。
次回、
【完結】センター8割で有終の美を迎えられるか….!?